アロハカイロ&フットパラダイスでは初診時に予診表という物があり、ご来院の方全員にご記入頂いています。
例外は一切ありません。たとえ1週間ほど日本に滞在していて、たまたま鎌倉観光のついでに立ち寄ったような外国の方にも記入頂いているのです。
その項目は
氏名、住所、電話番号、職業欄、ここを何で知ったか、症状に対する医学的処置の有無、健康状態に対する50個の質問、等です。

 さて、職業欄を設けているのは何もその方が、例えば、大手家電メーカーの営業課長さんなんだ~という事を知りたいわけではないのです。
施術者としての私は、1日の大半を過ごす職場でどのような身体の使い方をしているのかを知りたいのです。

 しかし、職業欄にはほとんどの方が「会社員」と書かれます。
そこで、詳しく差しさわりの無い範囲で仕事の内容を聞いていきます。
そうすると、その方が「会社員」ではあるけれど、「ラジオ番組の製作会社のスタッフ」だったりすることが分かります。
さてその方の主訴が左肩のひどい肩こりだとすると、利き手の問題をさらに聞いていきます。
答えは右利き。

 では、左手か肩に何か重いものを持たないか疑問がわきます。
答えはコンパクトな音響機材を左肩にかけて街でインタビューする事が多いとの事。
そういった答えをもらって初めて、機材を抱えている時に酷使されるであろう筋肉に見当をつけてより詳しく調べていけたりするのです。
こちらとしてはこのような意図を持って職業欄を設けているのです。

 さて、ここアロハカイロ&フットパラダイスで鎌倉の六地蔵でオープンして以来、もうすぐ8年になります。
その間1100名を超える方にご来院頂いています。
その中で1番多い職業が「会社員」(これがほとんどです。自分が会社員だった頃はそうとしか書きようが無かったですしね)
その次が「主婦」です。

 ただ、職業欄のその名前を見ただけで、すぐにどのような仕事内容なのか想像がつく職業名を書いてくれる方もいるのです。
「---師」「---士」という職業名がそれです。
ある日、若い女性の患者さんと話している時、
「あなたと同じ職業の方がすごく多いんですよ」
と説明していたのですが、全予診表を整理する機会にどんな職業が多いのか調べてみる事にしました。
長くなってきたので、続きは次回に。