☆あたりまえが幸せその2☆

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 話は前回から続きます。
10月9日(土)にお風呂が壊れてから、12日(火)メーカーのCさんが来るまでの間はここアロハカイロ&フットパラダイスは
通常営業しています。
担当の人が来る時間には予約をいれず、検査時間の30分前から夫婦のどちらかが自宅待機。
検査の間ずっと立ち会います。

 その折に、妻の居る時に某不動産屋さんから自宅に電話が入ります。
某不動産屋さん
「お風呂修理の件なんですけど。風呂釜を修理するのであれば大家さんにご負担いただきますけどね。
風呂釜を全交換だったら借主さんと大家さんの折半と言う事になってますから。契約書にもそうなってますからね。」

 この報告を妻から受けた時に私は
「そんなばかな!」
と、絶句したのです。
なぜ絶句したのかと言うと、まだそんな商売をやってるのか?という驚きが大きかったのです。

 さて、話は風呂釜修理の件に戻ります。
14日(木)に私が昼食に戻ると、妻から報告があります。
「ライフバルやその取引業者ではない、全く別の水周り業者さんから連絡があってね。
うちに来て風呂釜交換が出来るのか、出来るんだったらいくらになるか修理見積もりをしたいんだって」

 某不動産屋さんに問い合わせをすると
「ライフバルさんからの報告ですとね、熱交換器を交換してもまたすぐに壊れたしまうらしいんです。
そこで、風呂釜を交換せざるを得ないんですけどね、大家さんの意向で少しでも安い業者にやってもらいたいそうでね。」

 月・火・水とそれぞれ別の人がやってきて、小1時間検査に立会い、その間は予約を入れず自宅待機してきたのに。
その上、今までとは全く無関係な、これから修理できるかどうかも分からない業者の見積もりを待って、風呂釜を取り寄せるのに日にちをかけて。
それで、風呂釜交換代は折半?

 普段、ここ由比ガ浜では『温厚』が服を着て歩いている、と言われてる私でもこの瞬間には怒りが炸裂してしまいました。
(どんなに怒ったかは省略)

 身近に1時間は人と接する仕事なので、銭湯の無い日はバケツにお湯を汲んで風呂場で体を洗ってるなどの窮状を訴えると、幸い某不動産屋さんが理解を示してくれて、早速大家さんを説得してくれました。

 その翌日の15日(金)機転を利かせて親身に動いてくれた『ライフバル』のBさんが機材を一杯積んだ1BOXカーで駆けつけてくれました。
大柄なBさんが車を降りて玄関前でニッコリ微笑んでくれたのです。
(このときはBさんの姿を見て後光が指してるように見えたな~)
2時間ほどの作業時間で風呂釜交換終了です。

 その日の夜に実に1週間ぶりの自宅でのお風呂に浸かりました。
それまでの1週間は銭湯が8時までなので夜は大急ぎで自宅へ帰り、スーパーでお弁当用のソース入れを買ってきて、それにシャンプーとボディソープを詰め替えて、
「1日、2日でお風呂は直ると思っていたのに、何度も詰め替えて使ってるね-いつになったらうちのお風呂に入れるんだろうね~」
なんてシーンがあったのを、うちのお風呂に浸かりながら回想するのです。

 あぁ、今まで気づかなかったけど、自宅にお風呂があって、毎日入れるということは幸せなんだな。
2人で交通事故にあって、大怪我をして、病院で何週間も風呂に入れない時はツラかったもんな。
足にビニール袋を巻いてでも入浴許可が出た時は嬉しかったもんな~
私達は『それ』が在る事があたりまえだと思ってます。
『それ』が無いという事態になって初めてその大切さに気づきます。
 
 次回は、前回に-バタバタした話を挟んで、日常生活の『それ』が在るというくだらない話と『それ』が出来るという話です-
と書いた、バタバタした話を何回かに分けて。

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