☆ブレない理由その1☆

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東北関東大震災から10日ほど経ちました。
身の回りの人でなにやら縁のある人の安否はいかがでしょうか?
さて、震災から少し時間が経ち、私も冷静に自分の身の回りで起きてる事を整理して考えられるようになったのでそんな雑感を少々。

我が家での通常の1日の買い物のスケジュールはどんなものかというと、
朝、治療院へ徒歩出勤。
昼前に鎌倉駅の近くへ惣菜をお買い物。
夕方は夕食の食材をスーパーや個人商店にお買い物。
私は治療院を閉めた後、スーパーかコンビニで夜のバーボンのおつまみにチョコレートかポテトチップスを買って帰る。
和食が多い夕食。
2階のリビング(和室)で寝るまで歴史小説を読みながら、バーボンを飲んで、ベロベロになって就寝。
と、こんな感じです。

買い物は家の在庫が無くなった物や、1回分の食材を必要なだけ買う、というスタイルです。
このスタイルは地震の直後から今まで1ミリも(こんな表現おかしいのですが)ブレていません。

例えば震災時はカイロプラクティックの施術中だったのですが、停電の中で普通に施術を終了。
その後の街の様子は前回のブログ記事でご紹介の通りです。
その後にも入っていたご予約も通常通り行い、その日は停電が長引きそうなので5時で終了。

お隣さんから
「東急ストアは全くだめで、駅前のコンビには長蛇の列でやまかスーパーが刺身をたたき売りしてたよ-」
との情報を頂いて、やまかスーパーへ行くと既に販売中止。

そこで、「鎌万スーパー」へ行く事に。
このお店は野菜と魚中心のお店で、レジ方式なのですが、レジのおばさんがよくもこれほどの品目の値段を暗記しているものだなと感心させられるのです。
大手スーパーもコンビにもバーコードでレジと在庫管理が出来るPOSシステムを導入してるから、電気が止まるともうバンザイ状態になってしまうのは火を見るより明らかなので、こういった値段を暗記しているようなお店に向かったのです。

案の定、お店はやっていて店頭で刺身を叩き売りしていたので、ぶりとまぐろを半額ほどで買いました。
その後、ふと私は重大な事実に気づきます。
今夜飲む分のバーボンが無い!

そこで、こちらにご来院されている方から贔屓にしていると聞いていた御成り商店街の「河本酒店」を覗いてみることに。
やはりここにも酒好きが何人か買いにきていて、バーボンを探すとあった!
しかも、値札のシールが貼られている。
個人商店でしか見かけなくなった、あの値札シールです。
で、酒屋の人はレジを開けたままで、シールをノートに貼り付けて(これが売り上げの把握になるのでしょう)
電卓で計算してお金のやり取りをしているのです。
懐かしい風景です。

私が中学生の頃(昭和50年代半ば)までは当たり前にやっていた光景です。
そして自宅に帰り冷蔵庫を開けるとほぼ何も無い!
野菜室に水菜と白菜と何かが少々。
「きゅうり無かったけ」
「1本だけあるある」
「じゃあ、それを千切りにして使おう」
お米は今夜分だけあるので、それをいつものように土鍋で炊いたのです。
(以前☆旨いめしが喰いたい☆で土鍋炊きの美味さに取りつかれた話を書いてます)
これであつあつご飯にいつもより量の多い刺身と白菜の煮物に水菜ときゅうりのサラダが出来上がりです。

停電中の食卓で2人して
「いつもと変らないか、ちょっと豪勢なんじゃない?」
と言いつつ、災害用ランプとろうそくの元で食事です。

さて、翌日以降も街はパニック状態だったようです。
スーパーやコンビにでは入場制限に長い行列。
それでも私達は普段、街の情報に精通しているので、必要なものを必要なだけ並ぶことなく、買い物する事ができました。

例えば、お米は「笹屋」で精米したてのミルキークイーンを2キログラム。
お肉は御成り商店街の「とり一」でムネ肉と手羽先を。
野菜はアロハカイロ&フットパラダイスと同じ商店街の「浜勇」で大根その他を。

要は日ごろからつき合いのある個人商店で買ったわけです。
「笹屋」も「とり一」も友達だし、飲みに行ったりする仲間だし。

さて、スーパーが復旧した翌日か翌々日の夜、いつものようにバーボンのおつまみにチョコレートかポテトチップスを買おうと立ち寄り、レジに並ぶと前の人がカートに2段買い物かごを入れ大量の買い物ををしている。
例えば500ミリリットルの水が1ダース(12本)入ったダンボールケースを5箱とか。
(そんな大量の水を買って風呂にでも使うのか?)
お米5キロの袋を3袋とか。

おや?

と見渡すと前の前の人もそんな感じでカートに上下買い物かごに食材が一杯!
隣のレジもそう!隣の隣のレジもそう。
そういう人達が5~6人ずつ並んでる。
その中に私だけが一人ポテトチップス1袋を握ってレジ待ちしている。
(この時期オレの買い方のほうが異常なのか~?)
話は次回に。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*