アロハカイロ&フットパラダイスの2008年のコラムです。

コラム2008

夏場には、よく水を飲む人が多いと思いますが、冬場になると一転、ほとんど水を飲むことが無くなるのではないでしょうか?
寒いから、トイレには行くのに、水分は補充していない・・・。
運動も特にしていない人は、そのせいか便通が悪い気がする。
しかも、エアコンによる暖房などで部屋の空気は乾燥して、ホットカーペットなどによって、足元も乾燥している。
のどはイガイガして、肌は乾燥によりかゆみが出る。
心当たりありませんか?
人間の身体は70%近くが水分。そのバランスが崩れてしまうと、身体は不調になります。
また、池の水が澱むと酸素が少なくなり、生き物が生存しにくくなります。
それと同様、人間の身体の水も絶えず新しいものを補充しないと、代謝が悪くなり疲労物質などが身体の中に留まってしまうことに。
冬場でも、常温の水をできるだけ摂取するようにしたいものです。


さて、こちらにお越しのお客様とこんな会話をしたことがあります。
○さん「最近の子供は、水道から出てくる水を飲まないんですよね。」
私   「え?」


○さん「ペットボトルの水分しか親から与えられないから、飲めないのですよ」
私   「なるほど」


○さん「子供が野球のチームに入っているんですが、練習中に飲む水をそれぞれ持参しているのですが、気温が高い日や乾燥している日は、飲み水がなくなってしまう子がいるんですよね。そうしたら、私の感覚だと、練習場所にある水道から水を補充して飲む・・・というのが当然なのですが、最近の子供は、水道水は塩素がいっぱいできれいではないと、思っているらしいのです。だから、友達から水を分けてもらって・・・今度は、水を分けた子供が水が足りなくなって、また違う子から水を分けてもらって・・・みたいなことをやっているらしいのです。」
私   「給水機の水も基本的には水道水ですよね?それも飲まないのかしら」


○さん「かもしれませんね。。。兎に角、親からはペットボトルの水分しか与えられていないのだから」
私   「ペットボトル症候群って、炭酸とか清涼飲料水とか、そういうものだけかと思っていたら、ただの水でさえそうなのですね」

○さん「私が心配しているのは、ペットボトルの水しか飲めなくて、夏場に熱中症になったり、地震とか何か災害で水が必要になったときに、ペットボトルからしか、水分が採れなくなってしまっていたら、命に係わりますよね?そうなっては困るので、うちの子には、もし水が無くなったら水道から足してでも水分を摂るようにしなさい。といってあるんです。」


こんな会話、恐らく10年前だったら無かったのではないでしょうか?
日本の水は基本的に、飲み水に適した水です。
確かに塩素とか、古い家だと水道管の関係で、錆が気になったりすることもあるかと思います。
しかし、水道から出てくる水が全く飲めないくらい、神経過敏になってしまうのはいかがなものでしょうか?
せめて、塩素や錆など気になる場合は浄水器などをつけるなどして、水道から流れ出てくる水を飲めるようにしたいものですね。
川の流れでもお分かりのように、溜まっていない流れている水は、酸素を豊富に含んでいます。
酸素を豊富に含んだ水は、身体の代謝を促します。
心も身体も澱みの無いものでありたいですね。[素]


皆さんご存知だとは思いますが、私は会社員から事故がきっかけで靴職人に転身し、同時にフットセラピストになって現在に至っています。
ですから、履いている革靴のほとんどが自分でデザイン製作したものです。
たまに友人宅に遊びに行くと、その友人から「その靴、履きやすそうでいいねぇ。どこで買ったの?」と言われます。
最近、なかなか自分の靴を作る時間がないため、履いている靴はほとんど○年選手。ですから
「ああ。。。これねぇ。10年ほど前に私が作ったのよ。」と答えることが多いのです。
すると、大抵、返ってくる答えは
「え~~っ!?そんなに長い間履いているの~っ?すっごくキレイじゃない?丁寧に手入れしているんだね!」
決して丁寧にメンテナンスをしているわけではないのです。
履いて脱いだ靴は玄関に置きっ放しだったりすることも多く、たまに(いや、よく?)ホコリを被っていることもあります。


しかし、週に1回はいつも履いている靴ほホコリをはらって、磨いています。
そんなに馬鹿丁寧に磨いているわけではありません。
一般の店で売られている普通のクリーナーだったり、クリームを使って、使い古しのTシャツなどでササッと磨くだけです。
しかし、かかとを直したり、靴底を取り替えたりしながら、10年近くはもってしまうのです。
つい昨年、私が産まれて初めて作った靴があまりにボロボロで見苦しくなったので勇気を出して処分しましたが、それは13年物でした。
昔、どうしてもプラダ風のエナメル型押しのローファーが欲しかったのですが、非常に高かったので、
「初心者には無理だ!」
と言う靴作りの師匠に、頼み倒して教えてもらいながら作らせていただいた記念すべき1足です。
ちょっと話は反れましたが、メンテナンスが必要なのは靴だけに限りません。


身体もそうです。


「なんか調子悪いな」と感じていても、忙しいことを理由にずっとそのままにしていて、あるとき健康診断で「要検査」の結果。
家族にうるさく言われるので、仕方がなく病院へ行ったら即入院!ということ、周囲からよく聞きます。
それで何ヶ月も仕事が出来ず、失うものはいっぱい・・・。
もっと早くメンテナンスをしておけば良かった。というのは、後の祭りですね。
人間は、必ず体調を崩していく過程でサインを出しています。
病院で血液検査や尿検査、心電図などの数値でわかる前の状態、「未病」の段階でケアをするのが大切なのは、病気で苦労した方が一番良く知っています。
この冬、ここ近年に無く、寒い日が続きました。
身体全体の代謝が落ち、身体もコチコチだったりしませんか?
そろそろ暖かくなってきます。
ゆっくりほぐして、メンテナンスしましょう。
 

さて、メンテナンスといえば、私のマイカー(自転車ですが・・・)、海のすぐ近くに住んでいるためか、錆でボロボロ。皆さんに
「(この錆)すごいね~。そろそろ買い換えたら?」と言われるのですが、まだ3年半しか乗っていません。
あっちゃ~。しっかりメンテナンスしておけば良かった。と、思っているこの私。どう?[素]


 最近、私が身体のことについて注目している理論が体温と免疫力の相関関係についてです。
このことは以前、このコラムで腹巻を買って実践している-とご紹介させていただきました。
体温を引き上げる方法はいくつもあるのですが、冬のこの時期に意外と重要なのが食べ物。
根菜類を多く摂るのも有効な手立てです。
さて、ある日の昼食に私がスーパーから買ってきたお惣菜は煮物でした。
中身は大根、タケノコ、ふき、レンコン、にんじん、こんにゃく、里芋、栗、椎茸。
これを見た妻は
「なんか、精進料理みたい。タンパク質が無いよ!これじゃ活力つかないよ~」
タンパク質がどれほど少ないかは別として、我われの世代は『肉』が活力の源!という信仰があるようです。
少年時代を振り返れば、
「昨日のうちの晩ご飯は、ビ・フ・テ・キ!今日は元気モリモリ!!」
などと友達に自慢していたものです。(古い表現ですいません)


 さて、そこで今回のコラムは食と栄養と健康の事について書いていきたいと思います。
ご存知の事と思いますが、栄養素というものは大きく5つに分けられます。
タンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミン。
そこで、タンパク質はどういう働きがあるかというと、身体の中で大切な働きをする酵素、ホルモン、免疫体の原料になっていたり、筋肉、臓器、血液、爪など身体の構成成分の主要な成分となっているのです。
このタンパク質が不足してくると、皮膚がカサカサになったり、髪の毛に弾力が無くなりなったり、抵抗力やスタミナが低下したりするのです。
そして、タンパク質の数は無数にあるのですが、基本的には約20種類あるアミノ酸の組み合わせで出来上がっています。


ここからは私が高校生時代大嫌いだった化学の話。
主要なアミノ酸の構造式は ○-CH-COOH
                     |     
                    NH2
○の部分に色々な構造式が入りアミノ酸名が決まります。(逆に言うと○以外は共通の構造式となる)
したがって、食物中のタンパク質は消化され、アミノ酸に分解され一度肝臓に集められてから、各組織に送られるタンパク質に合成されるのです。


 例えば、大豆にはトリプトファン、リジン、スレオニン、フェニルアラニン、チロシンetc
白米にはリジン、スレオニン、パリン、イソロイシンなどが含まれます。
非常に大雑把な例えを許していただけるなら、アミノ酸とタンパク質の例をお金に例えて、
最少構成単位の各アミノ酸を硬貨(1円、5円、10円、50円、100円、500円)
タンパク質を紙幣(1000円、2000円、5000円、10000円、ドル紙幣、ユーロ紙幣などなど)とします。
ここで、食物として食べて消化・分解されたアミノ酸を上述のリジン、スレオニン、フェニルアラニンなどを50円、100円、500円の硬貨に例えると、一度肝臓に集められてから、各組織に送られ硬貨(アミノ酸)がいくつか組み合わさって、1000円という紙幣の単位になって、タンパク質になる。
この様にして日々生体内では栄養素の取り込み→組織の合成が行われているのです。


ふぅ~我ながら疲れた。


さて、なぜここまで化学式とアミノ酸の分解と再合成にこだわったかと言うと、次回に話が続くのですが、
このアミノ酸を生体内で追いかける実験をした科学者の話をしたいからなのです。[裕]


 前回は食物として摂られたタンパク質がいったん消化分解されアミノ酸となりそれが各組織で再合成されタンパク質となる、という話でした。
さて、身体の組織-皮膚、筋肉、血液、腸管等などはどのように作られているとイメージされますか?
解剖、生理などの基礎医学を勉強していなかった頃の私が持っていたイメージはこんな感じです。


目や脳・神経はいったん出来上がったら(新生児の頃)、それ以降そこにある組織は変わらない。
骨は成長期が過ぎた後、そこにある組織は変わらない。
髪の毛、皮膚、爪などが数ヶ月という期間で新陳代謝してゆっくり後から出来た組織と入れ替わってゆく。
筋肉や内臓の組織は寿命がきた細胞が死んで、その少し前にその場所に新しい同様な細胞が出来る。
したがって、成長期を過ぎた人間が食べる日々の食物はほとんどが、身体の合成に使われるのではなく、身体を動かし、維持させるために使われる・・・


 かつてはそのように考えられていた生命観を大幅に変える実験と証明を1930年代後半にした人がいます。
その人の名はルドルフ・シェーンハイマー。


前回のコラムで
主要なアミノ酸の構造式は ○-CH-COOH
                     |     
                    NH2
○の部分に色々な構造式が入りアミノ酸名が決まります。ということをご説明しました。
そのN(窒素)の中で自然界にわずかながら存在する重窒素(普通の窒素より質量が中性子1個分重い)を使って、生物実験に使い、その重窒素が身体の中でどのように変遷してゆくかを追跡する、というアイデアを実践したのです。


 実験の内容は成熟したネズミに重窒素で識別可能なアミノ酸を含んだ餌を3日間与え、このネズミをその後に解剖し全ての臓器と組織について重窒素の行方が調べられました。
成長期のネズミなら摂取したアミノ酸が体の一部に組み込まれることがあるかもしれないが、成熟したネズミなら活動のため必要なエネルギー源となって燃やされ、排泄されるだろうと予想されたのです。
が、実験結果は予想を裏切っていました。


 糞尿中に排泄された重窒素は30%。
残りの重窒素がどこへ行ったかというと身体を構成するタンパク質の中に55%が取り込まれていたのです。
そして、その取り込み場所を探るとありとあらゆる部位に分散していたのです。
取り込み率が高いのは、腸壁、腎臓、脾臓、肝臓、血清など。
この結果わかることは2つ。
たった3日間与えた餌が身体中に取り込まれたという事は体の中で恐ろしく速いスピードでアミノ酸がタンパク質に組み上げられ、恐ろしく速いスピードでタンパク質がアミノ酸に分解され体外に捨てられている、ということなのです。
外から来た重窒素がどのように身体に取り込まれ捨てられるかというこの実験により解ったことは分子レベルでは重窒素がネズミの体の中をくまなく通り過ぎていった、ということなのです。


 このシェーンハイマーに実験を紹介してくれた本が分子生物学者福岡伸一先生の『生物と無生物のあいだ』
福岡先生は上記の内容を紹介されて、こう表現されているのです。
-よく私達はしばしば知人と久闊を叙するとき、「お変わりありませんね」などと挨拶を交わすが、半年、あるいは1年ほど会わずにいれば、分子のレベルでは我々はすっかり入れ替わっていて、お変わりありまくりなのである-


 シェーンハイマーはこれを「身体構成成分の動的な状態」と呼び、生命観をこう定義づけた。
-生物が生きている限り、栄養学的要求とは無関係に、生体高分子も低分子代謝物質もともに変化してやまない。生命とは代謝の持続的変化であり、この変化こそが生命の真の姿である-


 さて、これは幼稚園の先生から聞いた話。
その幼稚園の昼食はお弁当制で、ある子供の弁当を見ると、冷凍食品のたこ焼きを温めたものだけが、本当にたこ焼きだけがドンと入っていたとのこと。
食育の上で考えさせられる話です。
以前『身土不二』のコラムでも触れたように、成長期を過ぎた大人の身体であっても、旬の食材を地産地消し、新鮮で安心できる食材で身体を構成してゆきたいものです。[裕]


 今回も引き続き分子生物学者福岡伸一先生の『生物と無生物のあいだ』から印象的なトピックを1つ。
生物の臓器の中にある特異的なタンパク質がどういう働きをしているのか?
それを調べる手立てとしてテレビの話を出しています。
少し長いのですが、本から実験の概要を引用します。


 -テレビの後ろ側に回って、背面のパネルをはずしてみる。するとそこには赤や緑や黄色に塗られた小さなパーツが待ち針のように所狭しと並べられている。
あるパーツの役割を知るには、少々乱暴だが、そのパーツを取り去ったとき、テレビがどうなるかを試してみればよいのだ。
テレビの音声が消えれば、そのパーツは音を出すことに関与していたものだと推定できる。画像から色が失われれば、そのパーツはカラー化に何らかの役割を果たしていたものに違いない。
同じことが生物学においても可能なのである。あるタンパク質が、生命現象においてどのような役割を果たしているかを知るための最も直接的な方法は、そのタンパク質が存在しない状態を作り出し、そのとき生命にどのような不都合が起こるかを調べればよい。-


 さて、機械の部品ならそこにある一箇所のパーツを取り去るのは簡単なことなのですが、体中に無数に散在するタンパク質を取り除くのは容易なことではありません。


ではどうするか?


 そのタンパク質を作り上げる設計図(DNAの一部)を破壊するのです。
そうすればその生体ではDNAの一部が欠損しているのですから、あるタンパク質が合成されません。
これによりどういう影響が出るのか(テレビの例でいうと音が出なくなった等)を調べるのが「ノックアウト実験」というそうです。

 実験の過程は複雑なので省略しますが、完璧にノックアウトに成功したマウスの誕生に成功したのです。
あるタンパク質が欠損していることから→酵素が作れない→臓器としての正常な働きが出来ない。
という予測がされたにもかかわらず、その結果はどうであったかと言うと・・・


正常で全く異常は認められなかった。


 これが機械と生命の大きな違いを表している出来事であるといえます。
生命の誕生から身体が発育していく過程の中であるタンパク質が欠損していることから機能不全に陥ることなく、他のバイパスを経由して何とか生命体全体で生きていけるように調和を取り直す。
どうやらそういう事が起きていたようなのです。


 ここで私が強調したいのは機械と生命は違うという当たり前のことなのです。
臨床の場で会話をしていると、男女で治癒の過程に感覚差があるのを痛感します。
男性は身体を機械的に捉え、女性は身体を調和あるものと捉える傾向にあるようです。
腰のこの部分が痛いんだから、ここら辺の関節をキュ-と締めてやったら(なにかねじを締めるかのような表現で)サクサク歩けるようになるんじゃないか!?
な-んていう感覚はほとんど男性のものです。
調和が乱れているからここに不調が出ているんだ。だから、身体全体を総合的に見て良くしていこうというのは女性の感覚です。


どちらが治りよいかは・・・ご想像にお任せします。[裕]


 私は2007年10月15日のコラムから2008年3月7日のコラムまでの5ヶ月間まったくコラムを書いていません。(プライベート上のとある事情からなのですが)
その間、コラムにこういうことを書こうとか、こういうことって面白いんじゃないか?という事が全くといってよいほど浮かばなかったのです。


そういう時はどうするか。
初心に立ち返る。


 そして、やった事がカイロプラクティックの学生だった頃の授業ノートの読み直しや、このHP立ち上げ時からのコラムの読み直しなどです。
そこでつくづく分かったのが、
「え-そ-ですよ。どうせ私は健康オタクですよ-!!」
と、いう事なのです。


 健康オタクも『健康』をどう定義づけ、何に関心を持つかでいろんなパターンが考えられると思います。
『健康』を-病気という異常な状態ではないこと-と定義づけて、何かほんのささいな不調があれば、病院に駆け込み検査装置の中に身体を放り込み、検査数値に異常なしを認めて安心する『病院大好き健康オタク』


『健康』を-病気という異常な状態から回避するために予防対策が必要-と定義づけて、TVや雑誌に紹介された療法はなんでも実践してみる『○×療法大好き健康オタク』


 その亜流として、予防対策の関心を食事、特に栄養素に向けると『サプリメント大好き健康オタク』
食材全体に関心を向けると『マクロビオテック大好き健康オタク』


 『健康』を-ノーマルな体格から外れることにより成人病などの疾患が発生する-と定義づけて、身体の姿勢に関心が向けば『ヨガ大好き健康オタク』
身体の筋肉に関心が向けば『ボディビル大好き健康オタク』
と、なるでしょう。


 多分に私は病院大嫌い人間なので、1番目に挙げたの以外の『健康オタク』の要素を広く、薄く持っているようです。
特に関心が強いのは自分の身体がどう変わるのか経過を観察、検証することのようです。


 で、今回のテーマとなるのですが、これは2007年10月15日のコラムで、-低体温は万病の元であり、体温を引き上げると免疫系が活性化しやすい-という理論に基づき私が実践したのが腹巻(笑)
それにプラスして昨夏妻の実家から贈られてきた体脂肪計付ヘルスメーターに触発されてやりだしたスクワット、腹筋、背筋、腕立て伏せ。


 昨夏時点での私の体重は60-61kg 体脂肪は19% ちなみに身長は172cm。
昨年10月8日の時点(腹巻開始日)の体温が36.1℃
(いつかコラムに書くこともあろうかとこういうことを記録してるんですね~やっぱりオタクだ)
腹巻は毎晩欠かさず実践。
スクワット、腹筋、背筋、腕立て伏せは週に5セット程度。


 そして、現時点での体温が36.5℃、体重は57.5-58.5kg 体脂肪は17-18% となってます。
この腹巻を実践してみて、感じたのは冬でも日中身体が暖かく冷え感が少なかったこと。
それと、私は大酒飲みなのですが翌朝の排便が正常に戻ったことです。
(十何年も軟便気味で困っていたのですがこれがすっかり解消したんです)


 さて、いかに私が『健康大好きオタク』かお分かりいただけたかと思いますが、前述の通り毎晩浴びるようにお酒を飲んでいるんですから、何やってるんだか?って感じですね。[裕]


 ジメジメした日が続くこの時期は、ストレスが溜まりがち。
気持ちが落ち込んだり、イライラしたり。睡眠不足になったり。
自分で解っていてもコントロールできない時ってありますよね。
その時、どうしていますか?
人間の出来た方は(?)、鏡の前に立って、映った自分を見て、
「そんな顔していたらダメ!そうじゃないでしょ?自分は・・・」
と、自分に声を掛けて笑顔を作るそうですが。
なかなか難しいです。
 

 ヨガやストレッチ、ウォーキングなど、身体を動かすことは気分転換にとても効果があるのは知られているところですね。
また、好きな花を部屋に飾ったり、好きな香り(お香やアロマなど)を炊くのもいいかもしれません。
ちなみに、アロマでは、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリンは気持ちを明るくしてくれます。
朝でしたら、精神を元気にして集中力を高める、ローズマリーやレモンも良いでしょう。
イライラ感をとり、心を落ち着かせるには、ラベンダーやローマンカモミール、フランキンセンスなどもおすすめです。
私が好んでやっているのが、リラックスアロマ風呂。
夜、ぬるめのお湯を張った湯船に、野生のラベンダーのエッセンシャルオイルを4滴ほど垂らして、浴室の明かりを落として15分くらいゆっくりと浸かります。
ラベンダーのリラックス効果と、光を落とすことに依って気持ちが安らぎ、入浴後の睡眠が深くなります。
お洒落な人はキャンドルに火をともしてゆっくり時間を過ごすのもいいかもしれません(火の元に注意)。
 

 先日、TV番組で取り上げられていた、オフィスで椅子に座ったまま出来るリラックス法(日本うつ病学会理事 野村総一郎先生)をご紹介しましょう。
1.椅子に座ったまま目をつぶって、ゆっくりと頭を後ろに倒していき、そのままの状態で数秒間力を抜いていきます。そしてゆっくりと頭を元の位置に戻してきます。
2.おでこにシワを作るように目を見開いて数秒保ちます。そして、元に戻してリラックス。
3.目と目の間にシワを寄せるように目をおもいっきりつぶって数秒。そして、力を抜いて目を開きます。
4.今度は、両肩をすくめるように力を入れて思いっきり上げて・・・数秒間保って。その後、一気に力を抜いて肩を元に戻します。
5.最後に足です。右足を膝を曲げたままの状態で太ももの裏側が椅子から離れるくらい持ち上げます。そのまま数秒。太ももが緊張したら、足を下ろします。同様に左足も行います。
残業続きの方や、疲れが溜まって仕事がはかどらない時など、気分転換に良いと思います。
是非、試してみて下さい。[素]


 患者さんからの電話で
「今日どこでもいいですから空いているところに入れてください!」
などと電話がかかってくることがあります。
来院されお着替えを案内すると、
「今日は状態が悪くて着替えもままならないので、このままでいいですか?」
聞けばいわゆるぎっくり腰とのこと。
可動痛検査をすると伸展(後ろへ反らせる)10度で痛みがあり、右回旋、左側屈でもそれぞれ痛みが強い。ここ2-3日どんな動作にも痛みが伴い、夜寝てる時も無意識に寝返りを打とうとすると痛みが走り、熟睡も出来ないとの事。
ベットにうつ伏せになってもらう時にも、四つん這いの状態で痛みで身体が固まり、どういう風に身体をベットに接地させて良いか分からないほどで、
「痛い!」
を連呼しながらやっとうつ伏せになれる状態です。


 さて、こういう時に私が
「痛いところはどこですか?」
と質問したらたいていの方はどう答えると思いますか?
背中半分の領域をぐるりと回して
「ここらへんです」


今回の方は右に偏った痛みがあったらしく、背中1/4の領域だったのです。
(具体的にはウェストラインより上でブラのラインより下の右半分)


 その領域のどこに触れても「痛い!」の連呼なので、施術はまずアイシングをし、触れたときの痛みが緩和するのを待ちます。
ある程度触れられるようになると、明確に熱感と硬結を認める箇所があるのが分かります。
今回の場合は第二腰椎肋骨突起部の炎症。
硬結は直径3センチ程。
あとは、この皮下組織の軟部組織や筋膜を緩める操作をするだけです。


 この施術の過程で10分後、20分後で痛む領域の範囲が狭まってきます。
20分後には患者さんの感じる痛みの領域が硬結の中心から直径5センチぐらいの範囲まで焦点が絞られて感じられるようになるのです。
こうなってくれるとしめたもので、あとは座位で脊椎調整をしてテーピングで一丁上がり!ってかんじです。


その患者さんはまだ不安が残るからと予約の上、翌日も来院されたのですが、経過を聞くと自宅でアイシングを心掛けた結果も手伝って夜寝る前には80%は痛みが緩和して熟睡できたそうです。


さて、臨床の場で以上のようなケースは日常茶飯事なのですが、不思議なのは急性期には痛みの範囲がとても広範囲に感じているのに施術を進めるとその範囲が急速に狭まってゆくことです。
この現象には今回のタイトルにもある2点弁別閾(にてんべんべついき)が関係しているんじゃないかと思っています。
この続きは次回に。[裕]


 さて、前回からの続きです。
いわゆる、ギックリ腰といわれる急性腰痛の原因は大別すると3つ挙げられるでしょう。
1つ目は椎間関節(背骨と背骨の間の関節)2つ目は筋肉と筋膜 3つ目は棘間・棘上靭帯(背骨と背骨の間の靭帯)これらの関節、筋肉、靭帯が急に痛む事によって急性腰痛が発症します。
今回の患者さんの例では、きっかけとなる動作、どのように身体を動かすと痛むか等などを聞いた結果、恐らく腰部横突間筋由来の炎症のようです。


ここで、痛い!などに代表される体性感覚について触れたいと思います。
体性感覚とは五感の内の四感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚)を除いた身体で感じる感覚です。
これを表にしたら下のようになります。
1皮膚感覚 ①触圧覚
②温度感覚
③痛覚
体性感覚 ④くすぐったい・かゆい感覚
2深部感覚 ①運動感覚
②振動感覚
③深部痛覚

  
 体性感覚とは大別すると体表面の皮膚にあるセンサーで感じる感覚と皮下組織(筋膜、筋、腱、骨膜、関節)にあるセンサーで感じる感覚に分けられます。


 今回のギックリ腰で感じる痛みは1皮膚感覚-③痛覚ではなく(これは皮膚に針を刺したときに感じるその瞬間の痛覚)、皮下組織、筋肉、腱、骨膜、関節などの深部組織から生じるので2深部感覚-③深部痛覚になるのです。
この深部痛覚の特徴は局在性(痛いのはここ!などと限局できること)に乏しく、持続的に痛みが続くことです。
なので、前回のコラムで触れたように
「痛いところはどこですか?」
と質問したらたいていの方は背中半分の領域をぐるりと回して
「ここらへんです」
となるのは、深部痛覚の特徴ゆえの話なのです。
思いのほか話が長くなってきました。この続きは次回に。


 さて、今回はまず皮膚と筋肉と関節の情報のやり取りの話から。
外界からの皮膚刺激は運動器(筋肉や関節)に影響を及ぼします。
例えば、上腕部を例にとると、漫画で有名なポパイの力こぶ。上腕二頭筋と名づけられているのですが、これが働くと肘関節を曲げる(屈曲)ことになります。よって屈筋。
その筋肉の裏側-女性がよくたるむと困ると言われる、いわゆる二の腕のところ-が上腕三頭筋と名づけられている筋肉でこの筋肉の働きは上腕二頭筋と正反対で肘関節を伸ばす(伸展)ことになります。したがって伸筋。
この筋肉が同時に働くと肘関節は曲げることも伸ばすことも出来なくなるので、片一方が縮むと、他方は伸びるように働くのです。このシーソーのような関係を拮抗といいます。


 さて、外界からの皮膚刺激は運動器(筋肉や関節)にどのように影響を及ぼすかと言うと、上腕二頭筋部の表面にある皮膚に刺激を加えると、上腕二頭筋が収縮するように働きます。
それが拮抗の関係から上腕三頭筋を伸ばし、肘関節に曲がる方向への情報が伝達されるのです。
研究によると、皮膚感覚と深部感覚は密接な繋がりがあり、関節覚(関節の位置情報)の50%以上は皮膚感覚の影響を受けているそうです。
さて、ここまでが肘関節一つとっても皮膚と筋肉と関節が様々な情報伝達をやり取りしながら協調して動いているという事をお分かりいただきたかったのです。


 そして、今度は痛覚過敏の話。
前回、皮膚感覚には①触圧覚 ②温度感覚 ③痛覚 ④くすぐったい・かゆい感覚 があるとご説明しました。
皮膚のある箇所に直径1cmほどの面積のケガなり、炎症なりが起こったとします。
このとき皮膚上では上の③痛覚以外の①触圧覚 ②温度感覚 ④くすぐったい・かゆい感覚のセンサーには抑制がかかります。
そして、③痛覚のみが促進されるのです。痛覚の促進される場所は患部の直径1cmほどの面積ではなく、広範囲な場所になるのです。
これが痛覚過敏。患部周辺の広い範囲のどこを触っても痛い、という急性期の症状です。
ところが、患部に麻酔を打つと痛覚の促進される場所が急速に狭まります。
これにより皮膚上の痛覚を担当しているセンサーはネットワークを持っていると考えられているのです。


 このコラムの前半部は身体を動かすために、表層の皮膚と深層の筋肉、関節は情報伝達をやり取りしながら協調しているということひいては皮膚感覚と深部感覚は密接な繋がりがあるということ。
コラムの後半部は恐らく生体防御のためにケガなどの緊急事態には痛覚がネットワークを広げて身体に対して警報を出すことをご説明しました。
次回は一連のコラムの最終話です。[裕]


 2点弁別閾(2点識別テストともいう)とは皮膚に同時に加えられた2つの刺激を2つが別物と(2点での刺激と)識別できるかと言うテストのことを言います。
具体的にはコンパスなどの器具を使いコンパスの針を何mmか離して、同時に皮膚にくっつけこれを2点と識別できる距離を調べます。


 この2点を別物だと識別できるのは体表の部位によって大きく異なるのです。
個人差もあるのですが、ある研究結果によると 舌先1mm 指の先端2mm 唇5mm 手の甲31mm 前腕(肘から手首までの間)下腿(ふくらはぎの所)40mm 胸54mm 背中68mm !?
つまり、感覚が鋭い箇所の舌先ではコンパスの間が1mm離れていればそれを2点の刺激と感ずるのですが、感覚が鈍い背中ではナントその68倍の68mmもコンパス間の距離を離さなければ2点の刺激と区別できないのです!
舌先、指の先端、唇(この他に瞼なども)は細かな作業を要する箇所なので進化の過程で感度の高さを要求されてきたと思われるのです。


 ここからは私の推測なのですが、逆に背中に感度の鈍さを与えられてきたのも理があるゆえだと思います。
ヒトを除く脊椎動物(魚類、両生類、爬虫類、哺乳類)は同じ構造をしています。
身体の推進方向に対して背骨は平行の関係で、前方に目、鼻、口があり、後方に腸管最後の肛門がある。
背骨よりも上(空の方向)には駆動系の筋肉が多く配置され、背骨より下(地面の方向)には消化、循環、生殖機能の内蔵が配置されている。


 四足の哺乳類のケースを考えてみると、野山を駆け巡る時、一番傷つきやすいのが背中になります。
指先を怪我した時の事を思い出してもらえばお分かりかと思うのですが、これが小さな傷でも痛い。ズキズキと痛む。
感度の高さを持っている箇所はこのように必要以上に痛みを感じてしまう。
であるから、進化の上では逆に一番傷つきやすい背中には感度の鈍さを与えられてきたのでないか?と言う、推測です。


 それゆえに、このコラムの一番最初に触れた、私が臨床でよく出会うケースのギックリ腰で
「痛いところはどこですか?」
と質問したらたいていの方は背中半分の領域をぐるりと回して
「ここらへんです」
ということになるのでしょう。


 さて、パートナーのいる方は試しに2点識別テストをやってみて下さい。
器材はコンパスなど無くても芯を出していないシャーペン2本で十分です。
えっ~!背中ってこんなに鈍いの!!と驚くこと請け合いです。[裕]


 私がここ最近、朝、健康のために続けていることがあります。
以前は、早朝ヨガに通っていたのですが、その講座がなくなってしまってからは、定期的にヨガをすることから遠のいてしまっていました。
自分ひとりでやるとなると、ヨガは難しいのですが、チベット体操は5つの動きのポーズが基本なので、すぐに覚えられますし、時間もかからないので、どなたでも続くようです。


 さて、チベット体操とは?
チベット体操というその名前の通り、11~12世紀ごろにチベットで生まれ、ヨガや瞑想と関係の深いもので、欧米で広まりました。
基本的に5つのポーズに呼吸法をあわせて行います。
人間の体には、チャクラと呼ばれるエネルギーセンターが7つあります。


下から順に、
第1チャクラ(生殖腺のあたり)、
第2チャクラ(へその下あたり)、
第3チャクラ(みぞおちのあたり)、
第4チャクラ(胸のあたり)、
第5チャクラ(のどのあたり)、
第6チャクラ(おでこの第3の目のあたり)、
第7チャクラ(頭頂のあたり)にあります。


 それぞれのチャクラは、健康ならばすべて早く回転し、体の外側にまでエネルギーが出ていますが、健康が損なわれていたり加齢によって、一部が遅い回転になったり、体の外までエネルギーが出て来なかったりしているのです。
それを正常に戻してゆくのがチベット体操なのです。
なので、代謝を良くしたい、若返りたい(アンチエイジング)という方にも人気が出てきています。
一日ほんの5分から始められて、無理なく続けられるチベット体操。
そのやり方は次回に![素]


前回に引き続き、チベット体操。
今回は、実践編です。
このチベット体操は、5つの儀式(ラマ僧の間でそう言われている)から成り立っています。
前回、記したように、人間の身体にはチャクラという7つのエネルギーセンターがあり、それと呼吸を意識しながら行います。

 最初はそれぞれの体操を1日に3回ずつ。
7日間やったら5回ずつに、また7かやったら7回ずつ・・・というように2回ずつ増やしていきます。
最終的には21回で完成です(ストレートにいけば10週)
この体操の目的は、チャクラ(生命エネルギー)の回転を整えることです。
回転が速くなれば、若返り、元気になります。
気の流れが良くなるので、幸運なことが起こるかもしれません!


ポイントとして、
・1日1セット厳守
・窓を開けて外の空気を身体に入れながらやる
・テレビヤラジオなどの音は消して呼吸に意識
・空腹時にやる。食後は2時間たってから。
・もし1日やらなかったら、8回目に回数を増やす。2日以上空いてしまったら少し回数を減らして7日間やる
・思考の現象化が増えるので、楽しいことや幸せなことを考えながらやる
・身体を冷やさない


それではまず呼吸を整えましょう
ゆっくり鼻で吸って、口で吐きましょう
吸う時は新鮮な空気を身体に入れるイメージで、吐く時は疲れや嫌なことを体外に出すつもりで。


〈1番の体操〉
1.まっすぐに立ち、両腕を伸ばしたまま横に肩の高さまで上げます。
2.自然な呼吸で右回りにぐるぐると3回まわります。
(もし目が回ったら、両手を胸に当ててその親指を見てゆっくりと呼吸をする)


〈2番の体操〉
1.仰向けにまっすぐ寝ます。手のひらは床にぴったりくっつけ、足首は床に対して90度に曲げておく。息を吐いて準備。
2.鼻から息を吸いながら首と足をゆっくりと上げていく。膝は曲げない。
3.足が床と垂直になるまで上げる。足裏を天に向ける感じで。首だけ起こし、視線は胸。
4.口から息を吐きながら頭と足をゆっくり下ろし、足が床についたらふっと力を抜く。


〈3番の体操〉
1.上体をまっすぐにして両膝頭を床にし、足首を曲げて両足指先を床にしてひざまずく。手はお尻の少し下にあてがう。
2.上体はまっすぐのまま、息を吐きながら出来るだけ頭を前に曲げる。
3.息を吸いながら、上体を後ろに反らす。(上体が後ろに倒れないように注意)反らしきったら、息を吐きながら元の姿勢に戻る。


〈4番の体操〉
1.座って脚を前に投げ出し、足は肩幅に広げ、背筋を伸ばして。手のひらは指先を足先にむくようにして身体のの横で床につける。
2.息を吐きながら、頭を前に倒す。
3.息を吸いながら頭を後ろに倒し、足裏を床につけ、腰を持ち上げていく。胴体が床と平行になったところで息を止める。
4.息を吐きながら元の姿勢に戻る。


〈5番の体操〉
1.うつ伏せに寝て、手は胸の横に置き、腕立て伏せの姿勢になる。
2.手と足指先を支点にして、身体を床から浮かし、息を吐きながら、背骨を反らす。
3.息を吸いながら、腰を中心に身体を持ち上げ、お尻を頂点にした山の形になる。出来るだけ足裏全部を床に付ける。
4.息を吐きながら2.のポースに戻り、上体を反らせて目線は上。(その時、膝は地面に付けない)


さぁ、いかがですか?
たった5つのポーズ。これなら続けられると思います。
より詳しくは『5つのチベット体操──若さの泉・決定版』(ピーター・ゲルダー著)をご覧ください。
とっても解りやすく、読んでいて楽しい本です。
私は、このチベット体操を始めて、毎日、気分爽快です!
また、このコラムを読んで、始められた方、是非感想を聞かせてください。[素]


 アロハカイロ&フットパラダイスはこの11月1日でここ鎌倉六地蔵にオープンして6年となります。
初心忘するべからずで、○周年と言う時にはオープンした時の予約ノートなんかを振り返って見たりするのです。
その時の暇なことヒマなこと!
事業を創業する時には地縁・血縁・職業縁が大切だ、などと言われるのですが、夫婦とも全く見ず知らずの土地に移住してきての開業ですから、致し方ないのかもしれません。


少し話はそれるのですが、私が所属しているカイロプラクティックの協会誌の中である先生が若い施術家向けに語る応援メッセージの中で、ご自分の開業時の苦労としてあるエピソードを紹介されていました。
「1日中待っていても予約の電話がまったく鳴らない。
電話が故障しているんじゃないかと調べてみるものの当然故障ではない。
そういう時の焦り感たるや・・・」
これを読んだ時、私も思わず吹き出して笑っちゃいました。


同じことやってるよ~
自分の携帯から治療院の電話へかけてみる。
「あ!鳴るんだ。故障じゃないのか」


 さて、オープン当初から自分たちの努力もあったのでしょうが、それ以上に近所の商店の仲間たちのサポートやお越し頂いた方々のご紹介によってなんとか軌道に乗せることが出来、6年まで漕ぎ着けることが出来ました。
今回はオープン当初から2年ほどの時期にお配りしていた感想ハガキを具体例・お客様の声にアップすることにしました。
商用のHPはあくまで営利を目的としていて良い事ばかりしか載せていない。そうお考えの方もいると思います。おハガキは施術を受けてみた方の第三者的な感想です。ご興味のある方はそちらもお読みいただければと思います。
まったく無関係な人に謝礼を払って書いてもらったようなサクラのハガキでは決してありません。(笑)
念のため[裕]


八雲神社

  最近、脚の衰えを感じるようになりました。
毎日、腹筋、背筋、腕立て伏せにスクワットもやっているんですが・・・
通勤は自転車で5分。
なだらかな上り坂を自転車でこぐ時、脚の筋肉に衰えを感じる。ヤバイ、3~4年前まではこんな坂で立ちこぎなどしなっかたのに。


 こちらに来られてる患者さんからは
「いや~、うちのオヤジが60歳からサーフィンを始めましてね。気ばかり若くて。はっはっはっ」
そういう人もいるのに、この程度の坂で立ちこぎはヤバすぎる!


 と言うことで、週1回のハイキング&ウォーキングをする事にしたんです。
見晴台

コースは以前コラム☆鎌倉をそぞろ歩きすれば(その2)☆でご紹介した祇園山ハイキングコースです。
このコースの特長は他のハイキングコースと違って、鎌倉の街中から上って街中に降りれるところです。


 私がいつも通るコースは起点が八雲神社。
鎌倉最古の厄除け神社です。
ここを参拝してから、社殿右横の坂から見晴台という眺望台へ。
ここからは鎌倉市街の南半分と相模湾が見渡せます。
そこから大町を縦断する山の稜線を歩いてゆくのです。
ここのところ毎週(定休日の水曜)歩いているのですが、
日によって風景が違うんですね。
風向きであったり、日差しの加減であったり、枯葉の色づき方のグラデーションであったりします。
山の稜線


真っ直ぐすたすたと歩けば所要時間30分のコースです。
街中と言えども山の稜線ですから、森林浴がタップリと出来るので、1週間のエネルギー充填になってるな、という実感はあるのです。
さて、次回は山を降りてのちょっとした散策コースのご紹介です。[裕]


 東勝寺橋

さて、前回からの続きです。
祇園山ハイキングコースを北上すると、東勝寺跡に出ます。


 ここは新田義貞の鎌倉攻めで北条一門が立てこもり火を放ち自害した、鎌倉幕府終焉の地です。
そこを下ると見えてくるのが「かまくら景観百選」に選ばれた東勝寺橋。1924年に建造されたアーチ構造の重厚な橋です。
ここの紅葉もなかなか良いものですよ。この橋の脇からは川辺に降りられますので、下からアーチを見上げてみるのもいいかもしれません。

東勝寺橋下


 さて、その橋で一息ついたあとは小町大路(通称辻説法通り)の方へ。
小町大路と交差したところを右折して、すぐに左折します。
すると見えてくるのが若宮大路幕府跡。
頼朝が開いた幕府から2度移されて、鎌倉幕府が滅亡するまでここに幕府があったんですね。
(今は石碑があるだけですが)
ここの路地は地元の方の生活道路で、夕方、西日が差す頃などは結構風情があるのです。
若宮大路幕府跡


 ここから真っ直ぐ100メートルほど進めば、有名な若宮大路の段葛に到着です。
この鎌倉の街中から入って、街中に出てくるハイキングコースは他の鎌倉散策と組み合わせしやすく、とってもおすすめですよ。[裕]

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