日々の雑感についてのコラムです。

コラム日々の雑感

私は少年時代は比較的甘い食べ物も好きだったのですが、プロフィールにもある通り酒を飲むようになってからは好みが変わり甘い食べ物は苦痛で苦痛で・・・
ケーキなどは結婚するまで外であまり買ったことがありませんでした。
これは独身時代、会社員で営業をしていた頃の恥ずかしい話です。


当時、かなり自分の仕事に関し取引先の事務の女性方にお世話になっている状況で、そこにに向かう途中で何か甘いものでも買って持って行った方が良いだろうな、と思いケーキを買った時の出来事です。
そこは駅ビルの喫茶コーナの片隅にあるケーキのブースで、真面目そうな若い女性が対応してくれていました。
「***円になります。」
「はい。」
「お持ち帰りの時間は?」
今買ってるんだから今もって帰るに決まってるだろう?何訳のわからないことを聞いてくるんだ、と思いつつ表情を変えずに
「今持ちかえります。」
今度は女性がはぁ?と言う表情です。そして先程と全く同じセリフを繰り返します。
「ですから、お持ち帰りの時間は?」
私は喫茶コーナーに目を見やり、なるほどここではケーキを買ってから預けておいてお茶を飲んで帰り際に持ち帰るお客が多いんだな、と納得しいかにも理解しましたよ、という表情でもう一度
「今払ってそのまま持ち帰ります。」
と答えました。
女性はやれやれ困った人だ、という表情をしながら
「ケーキを買ってから家で食べるまではどれぐらい時間がかかりますか、という事を聞いてるんです!」
そこでやっと持ち運びの所要時間を聞かれているんだ、という事が分かり赤面状態に。
「あ~15分ぐらいですかね。」
と答え、後はバツの悪い事悪い事。


このやり取りは英語にするとはっきりするのになぁ~、と思うのです。
彼女の質問はHow long ~?
私が受け取ったのはWhen~?
毎日、何十人とケーキを販売してる彼女と、生まれて初めてケーキを買った私とのギャップです。
このやり取りは今でも自分にとって教訓となります。
何年もこの業界にいると医療系の専門用語に馴れてしまい、患者さんとのやり取りに
「腰椎5番が変位していて・・・」
や、セミナーに出てて
「***が起きる帰序は、」
等と一般の人にはちんぷんかんぷんの言葉を使いがちになってしまいます。
赤面した時の気持ちを忘れず、出来るだけ平易に説明する事を心掛けようと思っています。
もし、来院されて私が難しい言葉を使っていたら、書いてる事と違うじゃないかーと指摘してください![裕]


先月、そろそろ蟹のシーズン!!と、好物の蟹が安かったのでソク購入。かにすきに冷酒の組み合わせは最高の贅沢だ。
いそいそと準備をし、待ってました!茹で上がった蟹をふーふーパクリ!しかし、その一口は至福の時間であるはずの夕食をどん底に追いやった!!身はスカスカ苦味さえ感じるほどで、もちろんスープにだしなど出ておらず、そのまずさに閉口した。
購入した店は、魚が安くて美味いで知られていて、いつもたくさんの人でごった返しているところなのにだ。
やられた~。旦那と、安物買いの銭失いだね・・・と言って、その蟹は結局全部サヨナラしてしまった。しばらくして、TVで知ったのだが、今年は蟹が非常に高いらしい。過去数年、蟹を獲りつくして数が減っているらしい。
じゃあ、安いのは?そう。ロシア船が日本で消費率が高いことを知って、数年前に、これでもか!というほど獲って売れ残った冷凍ものの在庫を叩き売ったものらしい。それに素人の私がひっかかったということだ。
確かに、本物!と思われるものはキロあたり1万くらいで並んでいた。例えばタラバは本来10~20年かかって大きくなるらしい。それを無理からに5年くらいで獲ってしまっているうちに、無くなってしまったそうだ。
そうだよな。今じゃ、大きな町に行けば色んな所で、巨大蟹が空中をモニョモニョ泳いでるもんな。
(別にそこが悪いんじゃない。そういった店に私は大変お世話になっている。)やはり、蟹は高級食材だったのか・・・
産地の人はまだしも、都会の庶民がそんな気軽に食べられるものじゃないんだ、と改めて考えてしまった。ああ、今年は大好きな蟹さんとはあまり会えなさそうだと思ってちょっと(いや、かなり)寂しい。[素]


NDEとはニア・デス・エクスペリメントの略で臨死体験ということは3回前のコラムで説明しました。
心停止後、時間の経過が止まったかと思うほどゆっくり過ぎ、トンネルの中を通り抜け、光に包まれ目の前には川が流れていて、対岸には昔亡くなったはずの肉親が立っている--という例のアレです。
時間経過の遅延はとっさの事態に大脳が必要最低限の情報に的を絞り何とか生き残るため術を探そうとするために起こると現象とされています。


お勧め本「航路」の書評のとき興味が惹かれたと書きましたが、惹かれたのは実はNDE(臨死体験)だったのです。と言っても私は実際それを経験したわけではありません。ただ、タイトルにあるようにそれに近いかもしれない経験があるのです。


それは10年ほど前の交通事故。バイクに乗っていたとき出会い頭に横から車ではねられた直後から2時間は意識がありません。気がついたのは何ヵ所かの病院をたらいまわしにされた後の救急治療室でのことです。最初に戻った意識は『冷たい!』でした。なぜなら当直の先生が裂けた右足をこれから応急処置するために水で洗っていたからです。そのときには痛みという感覚が無いのです。やがて、自分が事故に遭いこれから治療を受けるのだと理解できるまで意識がちゃんとしてはじめて猛烈な痛みが襲ってきます。それは翌朝の緊急手術まで続きます。後日聞いた話ですが、事故現場で119番通報してくれた人も、当日一般病室に運ばれた時の隣のベットの人も私がもうすぐ死ぬんじゃないかと思っていたそうです。生死を彷徨っていた訳ではないのですが、不思議と事故直後から応急処置までの2時間あまり痛みと苦痛は感じなかったのです。
臨死体験は生死の境を彷徨っている時,身体が何とか生き残ろうとして苦痛を和らげる脳内物質を分泌するサバイバルメカニズムの中で見る幻覚だとする説があります。真偽はともかく実際そのような体験をすると生命の仕組みはたいした物だと感心させられます。


このような話を患者さんにするとよく分かってくれる人といまいちピンとこない人に分かれるようです。
前者は大きな病気をし健康の大切さを身に沁みて分かっているいる人に多いようです。
思い返せば自分もこの世界に飛び込んだきっかけは、健康の大切さを身に沁みて分かったからでした。
時節柄1年を総括する時期ですが、来年も再来年もこの原点に立ち返りたいものです。[裕]


アロハカイロ&フットパラダイス企画のミニセミナー第一弾が終了しました。ご参加いただいた皆様、寒い中足を運んでいただきましてありがとうございました。少人数でとても楽しいひと時を送ることが出来ました。
このちいさなオフィスで、セミナーというよりも相談会とかカウンセリングに近い形で出来たことは、とても良かったと思います。


実は私、何回もホテルや学校、その他公共施設やカルチャースクールなどで講座をしてきましたが、毎回お話をいただいたり企画をしているときは非常にヤル気満々!あれもこれも・・・と考えてハリキッテいるのですが、非常に緊張するタチなんです。1週間前位になると人前で話をすることを考えただけで緊張で吐き気がする程です。
会場に向かうときは、何で引き受けてしまったのだろうと後悔しながら立っているのもやっと・・・といった感じなのですが、まわりの方には全然分からないらしく、始まる前も終わってからも「堂々としていてホント向いているね」「落ち着いていて安心するよね」などと言われます。確かに始まって10分もすれば少しはその場に慣れてくるのですが、終わった後、自分で何をどうしたのか覚えていないこともあります。ただ、これ程緊張してイヤだと思っていても、毎回セミナー終了後には、次回はこんなことをやってみよう!とか新たな企画を考えたりしてしまうのが不思議です。ちょっとスポーツの試合の時に似た感じでしょうか?学生のとき以来、スポーツでそういった経験は無いですが、同じような毎日を過ごしている中、たまにはこういった緊張感は必要なのかもしれませんね。
というわけで、また今後もミニセミナーを企画してまいります。こんなことが知りたい!やってみたい!ということがあれば、ドンドンお知らせください。[素]


このサイトの名前はアロハカイロ&フットパラダイスです。
そして商号ももちろんアロハカイロ&フットパラダイスです。すみません長くて(笑)
何をいまさら!という方もいらっしゃるでしょうが、六地蔵にオープンしてから商号についての由来を聞かれることが増えました。で、今回はその話です。


この商号アロハカイロ&フットパラダイスは開業をするずっと前から、資金も無く、場所も決まっていない学生時代に早々に決めていたものです。
名前を付けるにあたってぼんやりとですが2つの考えがありました。
1つはその店名を聞いた瞬間にリラックスできるようなもの。
1つは高橋カイロプラクティック***や鎌倉カイロ***のような個人名や地名を冠にしたものではないこと、です。
長い間どうしたものかと考えていたのですが、ある出来事の後、ふとアロハカイロというフレーズが浮かんできました。


ある出来事とはハワイで実施された解剖実習に望む初日のハワイ市内観光でのことです。
そのバス(実習参加は50人近くなので貸し切りバスなのです)のガイドの女性は日本からハワイに移住して30年以上という人でハワイの風習について色々教えてくれました。
その中で誰もが知っている「アロハ」という言葉についての説明が強く印象に残ったのです。


よく知られている意味が「ようこそ」や「こんにちは」です。
それ以外にも「ありがとう」「さようなら」「おはよう」「こんばんは」という意味もあるそうです。
出逢った時だけでなく、感謝する時、再会を誓って別れる時にも使われる言葉です。


南国の美しい言葉なんだな~という感想を抱いていてハワイから帰って来てしばらくした頃、ふと浮かんだのが先ほどのアロハカイロというフレーズです。これが浮ぶと後は自動的にフットパラダイスも浮んできました。
この南国の美しい言葉を使って聞いた瞬間にリラックスできる、と言う願いを込めようと思い立ったのです。
この店名にしようと思うんだと身内に言うと、爆笑した後、
「語呂が-いろはかるた-みたいでいぃんじゃない!」
語呂がいい、というのは自分にとって嬉しい反応でした。それだけ記憶に貼り付きやすいのですから。

そして、もうひとつ願いがあります。
略称というのがありますよね。マクドナルドは「マック」(関西ではマクドですが・・)スターバックスカフェは「スタバ」と略されて呼ばれるアレです。
「あ~この前アロハに行ってきてさ~」
等といつの日にかある家族の中で、またあるコミュニティの中だけでは「アロハ」と言えばアロハシャツではなく、あそこの治療院と通じるような会話が増えてくれれば、という願いなのです。[裕]


夜光虫というものをご存知でしょうか?
夏に大量発生すると夜の海を光らせる微生物です。
どのように光るかというと表現するのが難しいのですが、真っ暗な水面に波が立ちそれが崩れるとしぶきがいっせいに蛍の光のように光り出します。
しぶきは水面から下へ巻き込むように入ってゆきますから、光も同時に海底に巻き込まれてゆくように奥行きを見せてから光が海底奥底へと消えてゆく・・という感じです。
初めてこれを見た人はその幻想的な光景に1時間でも2時間でも、見入ってしまうようです。
私は子供の頃から浜辺のすぐそばに建つ家で育ったものですから、何度も夜光る海を見たことはあったので見慣れてはいたのですが、それでも感動的な風景に出会えたことがありました。


今から20年近く前のある日、友達と夜に波乗りに行ったときにたまたま、その夜光虫が大量発生した海に入ることになりました。
サーフボードの上に腹這いになりクロールのように両手で交互に水を掻き、沖へと進んでゆくのですが、その一掻き一掻きの時に掻いた水のところが光るのです。やがて、沖に出ると自分の周りは波立って出来た光と、手で掻いて出来た光に包まれるようになります。
想像してみて下さい、とても幻想的な光景なんです。
今では夜の海に入るのは怖いのですが、その当時たまたまそういう光景に出会えてとてもよかったと思います。
たぶん一生忘れられない幻想的な光景です。
夜光るほどに大量発生した夜光虫のいる水質は良くないのかもしれません。
前回のコラムでサーファーがいかにも汚い海で泳いでいるように誤解されたかもしれませんが、一生忘れられない幻想的な光景を体験できたりするのです。
今回は念のためサーファーの名誉のために。[裕]


前々回の『大いに夏を楽しむ』のような話をまた1つ。
とある金曜日の夜にプライベートでも仲良くなり海の家に行って飲んだりしていた女性の患者さんから連絡がありました。
自分の友達も噂の海の家『リトルタイランド』に行ってみたいそうなので、ご一緒しませんかとのお誘いがありました。
翌日夕方、別口で六地蔵界隈の美容室の友達からも海の家に行かないかとのお誘い。


で、合流することに。
その夜は六地蔵界隈の先程の美容室、蜂蜜屋、ブティックのメンバーにそこのお客さんたちを含めてあっという間に総勢12名の集まりになりました。
近くのLARKの海の家ではサルサのイベントがあり、ダンスフロアの状態になっていました。
しょっちゅう顔出ししていた私たちはラッキーにも、もう終わりが近いからとチケットを買わずにも入れてくれ、中で踊ってた芸能人を見ることも出来ました。


『リトルタイランド』の料理は美味しく、酒がグイグイ進み、皆だいぶハイテンションに。
店が終わると波打ち際で遊び出し、どこかのバカが服を着たまま沖に向かって走り出し、そのままダイブ(すいません私のことです)一人がやると、一人また一人とダイブが続き、あとは水面で皆が馬鹿笑いをしながら、グチャグチャの状態です。
私はというと浅瀬に座り込みながら、一昨日深夜3時半までカラオケで騒いでるより楽しいな~などと思いながら、空を見上げるのです。
海面のはるか上、南東の空には6万年ぶりに大接近した火星が大きく赤く輝いています。
こんなバカ騒ぎをしたのは、もしかしたら慣れない香辛料と火星の引力のせいかもと、ヨソのせいにして帰宅したのです。


後日談として、家と洗濯機の中は砂だらけ、干した後の服もやはり砂だらけ。
財布がずぶぬれでお札を干したもの1名、サンダルをなくしたもの1名、携帯電話を壊したもの1名。
合掌。
私はその後日も服のまま海にダイブしたのですから、懲りないバカかもしれません。[裕]


ご存知の通り我が家は材木座。ここ由比ガ浜、六地蔵のオフィスまで徒歩10分。自転車だと5分という近さです。ギュウギュウの満員電車に悩まされることも無く、貴重な時間の無駄も無く、職住近接というのは非常に良いものです。
私もずずーっと前はラッシュ時のすし詰め状態の電車に乗って通勤をしていたのですが、職場に着くまでに一仕事を終えたといった感じで、帰りも終電の時間が気になって・・・ということがありました。残業が多い時期は、遠方から通勤している人の中には会社と自宅の往復をするだけのシャトル便生活になってしまったりしていたものでした。そうなると、時間や体力の他に問題なのが「外の世界」からの刺激が減ることです。会社内のことは(必要なこと以外のことも)よ~くわかったりするのですが、それ以外のことが入ってこなくなるのです。結果として、仕事のデキル、感度の良いアンテナを持っていた人でも、話題の少ない、平べったい人間になってしまった・・・なんていうのを見たりしたものでした。本当にデキル人は、その通勤時間も有効に使って自分のアンテナを研ぎ澄ませているのでしょうが、疲れて電車の中で口をあけて寝ているのでは、ちょと寂しいですね。やはり感度の良いアンテナを持つためには、いろんなところに出没して、生の情報を見たり聞いたりして絶えず刺激を受けて「カン」や「眼」を鋭くしておく時間の効率化とゆとりの必要があるようです。それによって、新しい発想・アイディアが浮かびやる気がでるのでなないかと思います。


ちょっと話は変わるのですが、アロハカイロ&フットパラダイスの近くの某店の主はしょっちゅう自転車であちこち徘徊(と言ったら怒られるか?)しています。近隣の人たちは彼のその行為を「パトロール」と言って笑っているのですが、いや、それはムダではないようです。彼の情報力は見事なもので、最近ではこの近辺に何十年も住んでいる人よりも色々なことを知っていたりします。何か分からないことがあれば、「彼に聞いたらわかるんじゃない?」なんていう会話が行きかっています。そうそう、彼のセンスはなかなかなものだという話も出ています。
やはり、自宅と職場の往復ではなくフットワーク軽く、見て聞いて体感してアンテナを研ぎ澄ますというのは色々な意味でプラスに働かせる重要なことかもしれません。[素]


毎回更新の度にこのサイトをご覧頂いている方も、今回初めてご覧頂いた方もありがとうございます。ご覧の通り我がサイトにはBBSもなく、アロハカイロ&フットパラダイスのスタッフが勝手に言いたい放題の一方通行方式をとらせいていただいております。
毎回どんな方にご覧頂いているんだろうと思いながらも、好き勝手にやっておかげさまでこの12月で2年になりました。
その間に、何人かの方から質問のメールをいただいているのですが、その内容の大部分が、施術内容についての質問や、身体や靴についての質問となっています。
1つ1つのご質問になるべく分かりやすく、できるだけ迅速にお答えしようと努力しております。また、若干ではありますが、この好き勝手に書いているコラムについても質問をいただきました。とりあげたお店の場所とか連絡先が多いのですが。それは、担当した本人も書いたことをとうに忘れてしまった頃にいただくこともありました。たまに怠けてしまって更新が遅れることもあるのですが、ほぼ一週間から10日ごとに更新しているので、膨大な量になっています。仕事の合間に更新したりしているので、整理も出来ていない状態の中、そのご質問いただいた方はそれだけ遡ってご覧頂いたと言う事ですから、頭が下がります。(もちろん検索サイトでたまたまヒットしたのがその頃のコラムだったりするのかもしれませんが・・・)そういうこともあって、これからも懲りずにこのコラムを続けていきますので、よろしくお願いいたします。
また、先日、たまたまあるところで仕事内容を聞かれて答えましたら、「もしかしてアロハ・・・の方ですか?確かご夫婦でやっていらっしゃる・・・。」と言われ、ビックリ!お互いに初対面なのにとても身近に感じられました。たまたまこのサイトに出くわした方。もしかしたら縁あってどこかお会いするかもしれませんね。
今後ともアロハカイロ&フットパラダイスをよろしくお願いいたします。[素]



一年は本当に早いもので、もう年末。今年も多くの方にアロハカイロ&フットパラダイスをご利用いただき大変感謝しております。ありがとうございました。


今年最後のコラムは、皆様から沢山オーダー頂いております注文靴から、「手製」と「手作り」の違いについて考えることをテーマにさせていただきました。
ここフットパラダイスの注文靴は「手作り」であり「手製」ではありません。
注文靴における「手製」とは基本的に自分で作りたいデザインのものを作って提案し、サイズオーダーを受けるシステムだと私は考えています。
それに対し、「手作り」とは履き手の健康状態やLife Styleに合うよう考慮しながらゼロから手で作っていくことだと思います。
完全なフルオーダーは、そういった意味で「手作り」となります。
「手製」が一方通行に対し、手作りオーダーは履き手と靴の作り手とのコミュニケーションが不可欠。言葉のキャッチボールはお互いの理解のためにとても大切です。


一足の靴が出来上がるまでにシンプルなデザインのものでも全て手作業のため初回は60時間は掛かります。(その工程はHPのオーダーメイドシューズ製作過程をご覧下さい)
その時間は履き手のことを思い浮かべて作業をし、それによってフィット感が違ってくるのですから、コミュニケーションによる情報はとても重要です。そしてそのキャッチボールはときに新しい発見や発想を生み出します。
具体例を挙げれば、先日ご両親から息子さんにクリスマスプレゼントにするということで子供靴をオーダーいただいた時のことです。通常ですと、中敷にはお子さんのお名前と生年月日などを刻印するのですが、とてもお話の面白いご夫婦なので、その中敷がもっとアイディア溢れる楽しいものが出来上がるのではないか・・・と思いたったのです。
やはり、それは間違いではありませんでした!中敷に電気ペンで左はお父さんから。右はお母さんから、息子さんへのステキなメッセージが書かれ、今までで最高の可愛い靴が出来上がりました。その他にストラップ1つでもこうすれば・・・といったお客様からの提案で、より履きやすい靴が出来上がったこともありました。
こういった発見や発想は私にとって大きな財産になります。
来年も、よりステキな靴を仕上げるため皆様とのコミュニケーションを大切にして頑張ってまいりたいと思います。
今後とも宜しくお願いいたします。[素]


昨年は由比ガ浜で開業して間もないと言うことで、1年間は走りっぱなしの年でした。
(定休日はあるものの、その日には2人とも働いているのでほぼ年中無休の状態でした)
そして迎えた年末。
実は恥ずかしながら、2回体調を崩したことがあったのです。


1回目は12月の中旬で風邪引きの患者さんが多く来院されるなか、自分も移ったのか『もしかしたら、風邪の初期症状かな~』と思っている矢先のことでした。
お昼から突然襲われた動悸、頭痛、吐き気・・・
午後3つ続く予約の時間までの1時間半の間、自宅で横になり何とか回復を待つものの、最後には立っているのがやっとの状態になってしまいダウン。
午後の患者さんには大変ご迷惑をおかけすることになりました。風邪ではなかったものの、その当時、疲労がピークに達していながら自己管理できていなかったことに反省をしています。


そして2回目は12月の下旬の朝のことでした。
いつものようにオフィスと建物周囲の掃除が終わり、看板を出そうと思って担いだときに、ギクッ。
「ギックリ背中」そんな言葉は無いんでしょうが・・・まさにそういう状態です。
その場でうずくまり、呼吸も大きく出来ないほどで30分ほど何も出来ない状態でした。
(ちなみに看板とは木製のブラックボードとイーゼルで2つあわせても5.5kgほど・・情けない!)
その日の予約状況も比較的忙しい日だったので、必死に自分で自己調整をしたんです。背中に手を回したりしながら・・・
こういった状況で、先月は自己管理・体調管理の重要性を痛感させられました。


そして、年頭に当たって追加で考えていかなければならないテーマは自分の体調管理!です。
そうそう、12月中旬1回目にダウンしたときは、私が前から楽しみにしていた六地蔵付近の仲間たちとのX'masパーティでした。
残念ながら不参加だったのですが、参加できなかった理由が仲間内で伝言ゲームのように伝わったそうです。
最初は「どうやら風邪気味らしい」から、最後にはどうせアイツの事だから・・・風邪薬を日本酒でぐっいといったんだろう!?
しないっちゅうに!![裕]



気がつけば、もう1月も中旬。ちょっと遅いですが、今年の目標の中の1つに「食にこだわりを持つ!」を挙げたいと思います。
昨年は本当に年中無休状態で走りっぱなしの1年でした。なので、食事(特に昼飯)はいい加減なものだったと反省しています。
ほとんど毎日冷凍食品やインスタント食品に頼ってしまったせいか、年末近くになってきたら、だんだん味覚がヘンになってきて危うく味覚障害になるところでした。味が濃いのか薄いのか食べても分からなくなってきたのです。12月最後の営業日の夜大好きな和食の店「かまくら ふじい」で食事をしていても、食は進まず味は分からず状態で、我ながら情けなく残念な思いをしました。

冷凍食品やインスタント食品、いわゆるジャンクフードに頼っていると、亜鉛が不足し味覚障害になるケースがあるのです。そういったことによる味覚障害は最近の若い人々に非常に増えているそうですが、「最近の若者」の域から卒業してしまった私も注意せねば!と実感しました。
やはり、食べ物が美味しく食べられるというのは、健康の証であり、人間生きていくうえでの幸福感を得られる大切なことだと思います。
まず、自分の健康管理が出来ていないようでは、皆さんに健康アドバイスなどトンデモナイ話です。健康で充実した楽しい日々を送るためにも、食生活には気をつけて、手作り靴ならぬ、手作りの食卓をめざして心身ともにゆとりを持ってゆきたいと思います。[素]


プロフィールにもあるとおり以前私は外資系保険会社に勤めていました。
ずっと営業職で法人営業と個人営業をそれぞれ経験しました。
法人営業職時代の直属の上司は営業一筋ン十年の人で、主に個人営業を長く経験してきたようでそちらが得意な方でした。
その当時の私は新卒で法人営業の部署に配属され、まだ、個人営業(地域飛び込み営業)を経験したことがなかったのです。


そこで、その上司はよく私に対し
「いいか、高橋!個人営業というものはなぁ-」
というセリフで個人営業の心得と言うものをよく教えてくれたものです。
その中で今でも良く覚えている話がタイトルにもある-プールを物干し竿で掻き回す-と言う話です。
地域営業で個人宅や商店を飛び込み営業していると、断りのセリフばかりを投げつけられへこたれることが多い。それでも、立派に実績を上げてゆくコツは、同じ地域を期間をあけず巡回すること!
そのうちに野良犬のように毛嫌いしていた人も心を開き、話を聞いてくれるようになる。
50メートルのプールをたった一人で物干し竿を持って外周を回りながら掻き回しても、意味がないと思うだろう?でも、へこたれず黙々と何周も回っていたらやがてそれが水の動きを発生させ、やがて大きな渦を作る。


この話を聞いたときは、良い内容で感銘を受けました。
さて、前回、前々回のコラムで共通してるテーマは地域密着ということです。
最近、上の話でプールの水が少し動く状態になったかな、という実感があります。
向かいの美容院から紹介された方がご来院頂き、その方と幼稚園の送迎バスでよく会う女性のお母さんが紹介で見え、またそのお母さんの紹介で町内会の婦人部の方がお越し頂いたりと地域の方々の紹介の繋がりが出てきました。
大変ありがたいことです。
諦めず、へこたれず、大きな渦が出来ることを信じて、気を抜かずにこの調子で頑張っていこうと思っています。[裕]


アロハカイロ&フットパラダイスでは患者さんに対してこういった食べ物は控えるようにとの、アドバイスは強くしません。
ただ、自分たちには厳しい禁止食事があります。


その1つは焼き魚!(美味いのに~)なぜかと言うと、ここのオフィスのスペースは狭く、着替えやタオルなどは自宅に持ち帰って洗濯しているのです。患者さんによっては花粉症の方もかなり多く室内でしか干せないものもあるのです。
したがって、煙がもうもうと立ち込める焼き魚は我が家では禁止となります。


それともう1つがガーリックを使った料理です。
これは言わずもがなで、身体の状態を説明している時にガーリックの匂いがプンプンでは説得力無いでしょう?!
二人ともガーリックの効いた料理は昔から好きなので、これはかなりツライ禁止料理なのです。
ただし、例外に食べてもOKな日があります。そう、定休日前の火曜日の夜がガーリック料理OKディなのです。
禁止されると逆のそれが欲しくなるのが人の心理です。
その日は久しぶりにガーリックを使った料理にしよう!ということでほぼ料理も出来上がった頃、我がフットスペシャリストは階段の手すりで思いっきりみぞおちを打ったのです。
彼女にとっては生まれてはじめての経験で、息が出来なくて大変だったそうですが、その時思ったのは
“大変だ!胃が破裂した”
そしてその次の思ったのが
“あぁ、折角のガーリク料理が食べられない!!”・・・・食欲恐るべし、です。[裕]


以前このサイトで大胆にも景気動向の話題を載せさせて頂きました。
証券会社にお勤めの方から昨冬には一般の人も景気回復を感じることが出来るでしょうと言う話でした。その話を聞いたのは昨年の7月頃。このサイトに載せたのが9月。
今春、ちらほら企業の景況感がニュースに出始めたことから、あながち予測は外れてはいなっかたと思います。
その証券会社の方から1ヶ月ほど前に聞いたところによると、小売の動向で紳士服が売れ出しているとのこと。
それは景気上昇局面の終盤だそうです。家庭での財布の紐は主婦が握っているため、
家庭の消費の購買意欲が高まっても紳士服が一番後回しにされるそうで(お父さんは悲しい)
その紳士服が売れるということはある程度景況感が浸透してきている証しとみなされるそうです。
やはり消費のトップバッターは20~30代の女性ということになるのでしょうか。


さて、話は変わってここ鎌倉の観光客は、20代をはじめとして中高年まで圧倒的に女性が多いのです。(女性の二人連れは見ても男性の二人連れはめったに見れません)
ということは女性にとって魅力のある観光地と言えるのかもしれません。
そこで、女性の引きが強い観光地が賑わうと景気回復も近し、と考えたくなります。
今回のゴールデンウィークは鎌倉はすごい人出でした。
裏駅から長谷方向へ抜ける御成通りが小町通りのように人だかりだったそうです。
長谷で長年喫茶店を営んでいる女性店主によると、バブル以来の人出だったそうです。
今年は連休の組み合わせが良かったり、HanakoやOzマガジンで取り上げられたりという好条件もあったでしょうが、女性の引きが強い観光地に消費をリードする多くの女性が訪れて頂いたのを見ていると、景気回復まであと少し!
と思えるのですが、いかがでしょうか。[裕]


今年は「梅雨寒」という言葉はどこへ行ってしまったのか・・・というほど、蒸し暑い日が続いています。
もう既に、夜は寝苦しく寝付けない、朝は早くから暑くて目が覚めるので寝不足だという方も多いのではないでしょうか。
さて、私が今年に入ってからずーっと目標として掲げているにもかかわらず、未だ達成できていない「早寝早起き」。
鎌倉には東京まで通勤されていらっしゃる方も多いので怒られてしまうでしょうが、我が家からオフィスまで自転車で5分のためか、起床時間は8時。就寝時間は午前1時を過ぎることが多く、どちらかというとフクロウ型の生活です。
しかし、人間本来の生体時計、ホルモン(メラトニン)の観点からすると12時までには眠りに入り、6時ごろには目を覚ますのが理想的なようです。
朝の運動(ストレッチ)、空気浴、日光浴は免疫力を高めます。
朝方の人は基本的に陽気で明るい人が多く、病気になりにくい。逆に病気がちな人、うつ病等は夜型に多いそうです。


ところで、本州より日照時間の長い北海道では、この7月、札幌商工会議所の呼びかけで、本州より時計の針を1~2時間早めて企業が出社や退社の時間を繰り上げるサマータイムを導入しているそうです。
今回参加する企業は200社余りだそうで、出勤時間も早いが、午後3時ごろには退社できるため、その後の時間をレジャーに回せるとのことで、娯楽経済関連の活性化に結びつくとしています。
これを聞いて、私は「いいな~」と思ってしまうのですが、忙しい企業にお勤めの方だと、「残業時間が多くなり、会社にいる時間が長くなるだけ・・・」とぼやかれてしまうのかもしれません。
実際、昭和23年日本でも欧米のようなサマータイムを導入したのですが、戦後復興期でゆとりのない日本では長時間労働になってしまい失敗に終わったそうです。
今は、その食べるのもやっとという時代ではないにもかかわらず、社会そのものが常に余裕のない危機感に襲われていて、本格的なサマータイム導入は意識の改革なくして難しいのかな・・・と思ってしまうのです。
でも、経済の活性化、心身ともの健康のためにも北海道で行われているサマータイムが成功してその流れが少しずつ広まっていくことを願って、私もこの夏こそ早寝早起きゆとりあるサマータイムを過ごすよう心がけたいと思います。[素]


鎌倉に外人さん多し...といえども、アロハカイロ&フットパラダイスはオープン以来、お越しいただいた皆さん、日本語達者な(当たり前か?)日本の方々ばかりでした。しかし、この度、ご紹介により遂に青い目の外国人のお客様がいらっしゃいました!


その方はプロダンサーの方で、以前に出演された素晴しい舞台を見ていたこともあり、お迎えする前から非常に緊張していたのですが、さらに母国語がロシア語というから、ロシア語のロの字も知らない私はカチコチ状態になっていました。
1時間も前から、ソワソワして、あっちウロウロこっちウロウロ。
どうご案内しようか...ケア後はどう説明しようか...やはり基本はジェスチャーか...などと考えていたら、お見えになったときは頭の中が真っ白になってしまいました。
連れて来られたお嬢さんに「また終わる頃に迎えに来ます」と言われた時には、心の中で「頼むから帰らないで...」と叫んだほどです。


しかしその願い虚しく、そのダンサーの方をおいてご自宅に戻られたのでした。
ああ...ガンバルシカナイノネと思ったそのとき、ロシアのダンサー(正確にはウクライナの方だった)は爽やかな笑顔で「ヨロシクオネガイシマス...」
と日本語で挨拶をされたのでした。
日本語が少し通じることの安心と同時に、自分こそロシア語で「こんばんは」のひとつでも覚えておけば良かったと、後悔してしまいました。
その後は、日本語と各国で仕事をされていらっしゃるとのことで堪能な英語も交えながらケアを無事終了。
慣れない日本で、初めてリフレクソロジーを受けたダンサーの方のほうがよっぽど緊張していただろうに、こちらが舞い上がっているのだから情けない話です。
身体のケアは万国共通。どなたでも安心してゆっくりとしていただける環境作りをしなければ!と考えさせられるひとときでした。[素]


11月第3週から12月第1週までは私にとって感情の起伏の大きい3週間でした。
まずはパソコンの入院。
どうやらCドライブの容量不足から不具合を起こしたらしく、スワップ現象(?)というものを起こし、起動のたびにブルースクリーンが出るようになり、最後にはブラックスクリーンに白い文字でWARNINGの点滅が!!
入院は1週間でハードディスクとDVDドライブの交換をする事になりました。
保証期間は過ぎていたため目が飛び出るような(5センチぐらいは飛び出てたと思います)修理費に。。。
購入して2年の間に2回のハードディスク交換は痛すぎる!という思いです。
と、いうことでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、コラムが1回分消失してしまいました。


さて、愚痴っぽい話はこれまでにしてこの3週間の間なぜ感情の起伏の大きかったかといえばやはりお越しいただいている患者さん達との交流の影響が大なのです。


まずは二組の方のご結婚。
二組の方とも独身の頃からこちらアロハカイロ&フットパラダイスに定期的においでいただいていたのですが、最近めでたくゴールイン。そしてそのときの式の様子や披露宴の模様を撮った写真を持ってきて見せてくれるのです。
私の結婚の時などは白いタキシードでハワイの挙式でしたのでかの地の雰囲気には合っていたのでしょうが、国内に帰ってきて冷静に自分のなりを見ると漫才師のようでとても他人様に見せられるものではありませんでした。
それを思えば、今日あそこの治療院に行くから写真を持っていこうと思って頂けるだけありがたいことなのです。


そして別のお二人は別離。
肉親のご逝去と離婚の危機という悲しい状況の真っ只中で少しでも疲れを取りたいと、真っ先にご連絡を頂いたのです。
そういう状況の中で必要とされている。。。このことも大変ありがたいことです。
そして、最後の方は3世代同居の大家族の中でご多忙な主婦の方。
そうそう時間が取れない中で、疲労がピークに達した時にお越し頂いた時のセリフが「こちらへくるのは日頃頑張っている自分へのご褒美なんです!」
そう言って頂けると感無量です。[裕]


先日、某TV番組で『性ホルモンで10才若返る!』とかいうテーマを取り上げていました。「若返る」という言葉だけで反応するようになった・・・ということは、やはり私もすっかり「おばさん」なんですかねえ?男性が性ホルモンが減ると筋肉が衰え、腹がボヨヨ~ンと出てきたり・・・(ふと、身近な誰かのお腹に視線が行く)、女性が性ホルモンが減るとコラーゲンが減ってシワが気になるようになる・・・(つい、鏡を覗き込む)、では性ホルモン減退度チェック!と番組は続いていきます。
そういえば、このごろ近くのお店のオジサン(私がオバサンなら、1歳年上の人は悔しいからオジサンにしてしまう)に「素ちゃん(私のこと)、(格好に)全然かまわないよね~。」とか言われたっけ?昔は「いつもオシャレよね」なんて言われていた筈なんだが・・・とか思いながら、これはマズイ!!とTVに噛り付いてしまいました。
そもそも、人が老ける主な要因はストレス。ストレスの全く無い人はいないでしょうけれど、過度なストレスが問題だとか。


では、どうしたら、10才までとは行かなくとも『若返る』(性ホルモン復活)のか?といったら、キーワードは4Kだそうで、1つは「興味」。自分の興味のあることに熱中すること。ただし、TVゲームとか読書など、理性をつかさどる大脳新皮質を使うのは良くないとか。
2つ目は男性は「筋肉」をつける。女性は「嗅覚」を研ぎ澄ますアロマがいいそうです。
3つ目は「恋」。これは、今流行のヨン様~など芸能人や、スポーツ選手に対する熱烈ファンでもOKだそうです。
4つ目は「感動」。映画でもコンサートでも素敵な夜景でも、涙が出るほど感動することだそうです。そういえば、先日、テレビ朝日の報道ステーション企画の総勢160人(だったかな?)1回限りの日米合同ゴスペルは感動しました!
注目は2番目!私はいつも、アロマの香りに囲まれているではありませんか!ヨシ!(と心の中で叫ぶ)そう、アロハカイロにお越しいただければアロマの香りと若返りのツボ(?)をしっかりとおさえて差し上げます。
皆さん!この冬は、好きなことに熱中して、女性は(男性の皆様も)アロハカイロ&フットパラダイスでアロマリフレクソロジーでケアをして、家に帰ってビデオ(DVD?)みて、「恋」して「感動」してっていうのはいかがでしょうか?
(すっかり宣伝になってしまった。。。)[素]


さて、このコラムを書いている今は師走です。
この時期は年賀状を書いたりして色々な人を思い返す時期でもあります。
そこで今回は私がまだサラリーマンだった頃の話です。
その当時私は保険会社の営業職で東京で主に東のエリア(台東、墨田、足立、葛飾等)を担当していました。
そのエリアで良く訪問していた取引先の社長から聞いた話が次のような内容だったのです。


訪問し、挨拶もそこそこに社長が
「いやぁ~高橋さん、近頃の銀行の金利って奴はー有るか無いかわかんないぐらい低いけど、人の心の金利っていうのは高いねー」
「と言いますと?」
「それがね。俺も忘れていたんだけど...」
と、その社長が話の詳細を教えてくれたのです。
私は“心”と“金利”というものを結びつけた表現が面白く話を傾聴します。
その会社には保険会社やその他販売会社などの様々な営業職の方が出入りしています。
その中の一保険会社の営業マンがある時、会社のノルマに耐え切れず、本来その社長にお願いするべき筋合いではないのに、ある契約をお願いしたそうです。その社長は頼まれた時二つ返事でその高額な契約を引き受けたそうです。
(3年か5年満期の物だったと記憶していますが)
私も実感があるのですが、決算期ぎりぎりの時期にあとこれだけの成績が残せないと自分の評価がかなりヤバくなる-という状態に置かれる場合があります。
私はその時の営業マンの状態もそうだったのではないかと思えます。


そして、何年か時は経て、社長が契約したことも忘れていた物が満期を迎えた時、
所定の満期金を受け取った頃に例の営業マンが訪問してきて(その時は既に担当から離れていたと記憶しています)
それとは別に謝礼を渡そうとしたそうです。
その時、例の営業マンはしみじみと
「いやぁ~、あの時助けてもらって本当に助かりました。あれがなかったら自分はどうなっていたかわかりません」


どうやらその直後に私が訪問したらしく件の話になったわけです。
自分はそんなに助けたというつもりは無かった。それに満期を忘れていたぐらいの前の出来事なのだから、もう担当も外れたのにわざわざ来てくれて御礼を言ってくれるほどの事でもないのに、と社長は笑っていました。
人から施された恩義というものを忘れず、“心の中の金利”という利息をつけて返礼をしたという話です。


さて、今現在のアロハカイロ&フットパラダイスはここ鎌倉の地域の方々や商店仲間からやはり同じように助けるというつもりでもないのでしょうがこちらにとってはありがたい恩義を感じることが多々あります。
最近とみにこの縁を大切にしていかなければならないなと感じているのです。


さて、今日は仕事納めです。斜め向かいの『かまくら ふじい』に行って仲間たちと一年の労をねぎらうこととします。日頃つまらないことを書き散らしているのにお付き合い頂いてありがとうございます。来年もご贔屓に宜しくお願いします。[裕]


本年初めてのコラムとなります。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、今回のお正月は長めのお休みを頂きました。旅行などこれといった予定があったわけではないのですが、普段働き詰めのため、まぁー骨休めも良かろうということで8日間のお休みを頂くことにしたのです。
その間は夫婦双方の実家に帰省し、上げ膳、据え膳・・・しかも我が子が久しぶりに帰ってきたとのことでご馳走の毎日。
1週間で夫婦合わせて5kgも太ってしまいました。(どちらが何kg増えたという明細は公表できませんが)


さて、それぞれの実家のある街に久しぶりに行ってみると、その変化に驚かされます。
あ!、こんなところにショッピングセンターが出来ている。であったり、おや?こんなビルあったっけ、などと言う変化のことです。
そして、勤め人だった頃には無かった自分の視線の変化にも気づいたりするのです。
あのおいしいお蕎麦屋さん、まだ元気でやっているかな・・etc
個人の事業主として開業し、何年か経ってくると縁もゆかりも無いお店でも何年かぶりで訪れた時、元気でやっていれば嬉しいし、跡形も無く消えて、その後に大きなチェーン店が入ってたりすると残念になります。


ここ、鎌倉でも個人で営まれているお店の入れ替わりが結構あるのです。
老舗のお茶屋さんが廃業されたり、おいしかった居酒屋さんが店をたたまれたり。近隣の商店の店主の方々と話していると、皆さん共通の認識があるようです。
近くに新しいお店が出来ると、『若い店が増えることは活気があっていいことだ』
近くのお店が廃業されると、『明日はわが身かもしれない。そうならないように頑張らなければ』
こちらにお越しいただいている方と話をしていてもやはりそのようで、お店を営まれている方はそういったお店の入れ替わりの情報に敏感です。
私達、アロハカイロ&フットパラダイスもここ鎌倉の地で開業させて頂いたのですから、大過なければ何年、何十年とこの地で治療院を続けていきたいと思っています。
ある時、転勤であるいは結婚でこの鎌倉という地を離れていった方が何年ぶりかで帰省された時に、
あれ?六地蔵にあったナントカカイロとかいうのは無くなっちゃたの!
な~んて言われないように![裕]


昨日、今年最後の新年会が終わりました。この最後の新年会は、東京は原宿にあるモゲワークショップという靴工房出身で現在湘南地域に住んで活動をしている靴の作り手の集まりでした。みんなそれぞれ忙しいので、年に1回程度ですが集まって情報交換をしています。昨日はシゴトで私たちの師匠にはお越しいただけなかったのですが、片瀬に工房兼ご自宅のある先輩のお宅で楽しいひと時を過ごしました。基本的にみんな手作りで靴を作っていますが活動は人それぞれ。手作り靴の手ほどきをしている(教室をしている)人もいれば、展示会を定期的に行っている人、私のようにフットバランスの治療をして靴作りもしている人、子育てをしながら靴を作っている人など、様々です。


手で靴を作るコトガラがみんな自分の生活(ライフスタイル)に密着しているので、変な競争心とか、むき出しのライバル心が無くイイ関係を保っていると思います。自分で考えていることや相談したいこと、新しい発見を話し合えるイイ場所です。普段、モクモクと作業をしている人も多いので、改めてヤル気を出すという意味でもイイ場所です。毎回私はデジカメを忘れてしまうのですが、ちゃんと記念写真を撮っておいて、年齢を重ねた後にみんなの変化を見ていくのも楽しいなと、思っています。
もう、1月も終わりですが、今年も手で出来るコトガラを大切にここ湘南鎌倉地域でやってまいります。
ちなみに、今回の新年会の参加者のうちの2人が前回と今回の湘南スタイルという雑誌に紹介されています。自分のことではないけれど仲間が一生懸命やっている様子が紹介されるのは嬉しいことです。
お互い刺激しあって頑張っていきたいものです。[素]


さて、あなたはゲンを担いだりするでしょうか?
以前テレビを見ていたときにマリナーズの長谷川投手はマウンドに上がるまでの途中、数多くのゲンを担ぐ行為がありそれが増えすぎて困ると嘆いていました。
また、ゴルフの丸山選手は一切ゲンを担がないとの事。それは実際スィングしてボールを打つまでに250ものゲンを担ぐ行為があり、それを1つでも忘れてやらなかったものなら気になってしょうがないという選手が周囲にいたそうで自分はそうはなりたくなかったために一切ゲンを担がないようにしたそうです。
そして、私はというと以前は一切ゲンを担がない人間だったのです。
なので以前勤め人だった頃、訪問先での会社や商店でかなりの割合で神棚が祭られていたり、御札が貼られていたりしていたのが不思議でしょうがなかったのです。
その当時も同じ営業職の同僚で「このペンを使っているときは営業成績が良くて縁起が良いんだ」等と言っている人が周囲でいたのですが、それも不思議でしょうがなかったのです。


さて、会社勤めをめでたく退職し、この業界(手技を使うという)に入ってみると意外とゲンを担ぐ人が多かったのです。
プロフィールにもある通り何ヵ所かの治療院で修行をさせて頂いたのですが、そこの院長先生は皆ゲンを担ぐ人でした。
それでもまだ私はゲンを担ぐということは特にはしなかったのです。
さてそれがここ由比ガ浜の六地蔵で開業してこのかた、今ではゲン担ぎのオンパレードなのです。
思いつくままにそのゲン担ぎの例を並べてみましょう。


1日の終わりに良いことが起きると聞いて、食卓の椅子は使用後きちんと整える。
1日嫌な事が起きないと聞いて、出掛けに履物を揃える。
金運が良くなると聞いて、トイレのふたを閉める。
以前のコラムにも書いたとおり、その日最初に治療院に入るときは礼をして入る。
そして、その日最後に立ち去るときにも礼をして帰る。
スリッパは寒色系をこちらに、暖色系をあちらに置く...etc
たまたま他人から聞いたり、自分でやってみたりして担いだゲンの行為が立て続けにラッキーを呼び込むと、これは自分にとってツキを呼び込む行為なのではないか!!と思ってしまうわけです。


思うに小規模な商店や個人事業の方々はどんなに努力を尽くしてみても、如何ともしがたい外部要因に生活の糧を左右される場合が多いのではないでしょうか。
(例えば異常気象などの天候であったり、特急停車駅だった街が新幹線の開通で各駅停車の駅になり乗降客が激減したり)
勤め人だった頃はどんなに異常気象が続いても毎月の給料が乱高下するということはない。
せめて外部要因に左右されるなら、少しでも良いツキを呼び込みたい---という気持ちがあの頃の自分にはわからなかった商店での神棚であり御札であったかと、最近得心するようになったのです。
実はここにはあげていませんが自分なりのゲン担ぎがまだまだあるのです。
こちらにお越し頂いて「こんないいゲン担ぎがあるんですよ」等と私に耳打ちするのはお願いですからやめてください![裕]


以前このコラム内でノーマルディストーションというタイトルで、数多くの人に共通するある一定パターンの身体の歪み方があるのではないか・・・ということを書きました。
最近の私の問診では必ず利き手、利き足を尋ねるようにしています。
というのはなぜかというと、右利き手、右利き足の人には骨盤はこういうねじれ方。
肩甲間部にはこういった緊張点、首にはここら辺に歪みがあるだろう、といった一定パターンの共通項が見つかるからです。
こういうことを常に考えていると検査中も『この人は右利きだからこの場所辺りに立つんじゃないか』とか
うつ伏せから仰向けに寝返りをしてもらう時に『この人は右利きだからこちら回転で回るんじゃないか』などといつも観察をし考える癖がついてしまっているのです。
そのため、本来は左利きであったのに幼児期に矯正された人の、ふとしたときに出てしまう左利きの動作などについてはかなり真剣に聞くようにしているのです。


それを聞くにつけ、マーケティング業界はやれF1だ、シルバーだと注目されていますが、なぜ左利きの人たちをターゲットにした商品開発をしないのかな~といつも感じているのです。
複数の人と共有して使うものは難しいとしても、パーソナルユースの物であれば需要があると思うのです。
例えば、携帯電話とかデジカメとか。
と思っていたら先日、ラジオのニュースコーナーでアメリカのハンバーガーチェーンが左利き用のハンバーガーを開発したとか。
なんでも左手にハンバーガーを持って口に運んだときのスパイスの位置を変えてあるのだとか。
そこにパーソナリティーの男性の言葉が。
「う~ん、画期的です!」
朝の番組でいつもは聞き流しているのですが、利き手利き足の分析にはまっている今の私としては聞き逃せない情報です。
で、その後オフィスについて空き時間にインターネットのニュース記事をくまなく探していったのです。
無い。これが見事に無い。
そして、Googleでキーワード検索。
やっと見つけたのがコラム風の記事。毎年4月初めに行われる定例行事のネタだとか。
ん?オンエアされていたのは確か4月の・・・チキショ-、エイプリルフールか-!![裕]



子の曰わく、吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順がう。七十にして心の欲する所に従って矩を踰えず。

その[不惑の歳]40歳を少し前に迎えました。
ここ鎌倉では40歳を迎える男性には健康診断の通知が届きます。
私は現在自営業なので、ここ数年健康診断を受けたことがありません。
「身体が資本なんだから、行ってきなさい!!」と妻から尻を叩かれ、しぶしぶ健康診断を受診することにしました。
検査の項目は基本検診、肝炎、肺がん、大腸がん、胃がん検査の5項目です。
元々病院嫌いな私が最も憂鬱に思っていたのが、胃直接撮影。バリウムを飲むあれです。
申し込み時の注意書きを読むと、前日の9時以降は検査まで飲食をしないこと。
これがまず苦痛なのです。食はまぁいいとして、飲がきつい。
私の夜の日常は晩酌とともに夕飯を食べ、その後、音楽を聴きながら歴史小説を読み、寝るまでバーボンロックを飲み続ける。
これが9時以降出来ないのがなんとしてもつらい。
そこで、早めに布団をかぶり寝ることにしたのです。


そして当日、いくつかの検査を終え、例の検査です。
患者着に着替え、直前に注射を打たれることに。
何でも胃の動きを止める注射らしく、クラクラしたり鏡の像が2重に見えたりすることがあるけれど、すぐに治まるので心配なく、と言われながら打たれたのです。
そして、あのまずいバリウムを飲んで、機械が動き回る中をいろんなポーズを取らされたのです。
一通りの撮影が終わって、むちゃくちゃに甘い下剤を飲むことに。


15~20分でフィルムが現像できたようで(今は早いですね)それを見ながらの問診を受けることになりました。
ドクターがシャーカステン(レントゲンフィルムを貼り付ける照明器具)に私の胃袋の写真を数枚貼り付けていきます。


何枚かをみてドクターは沈黙。
その沈黙の時間が長~く感じられる小心者の私。


「ん~、ん!?」 
と、フィルムを覗き込むドクター。


(え!なに-?どこか悪いところでもあるの!!)
と、ビビる私。


う~む、とうなった後にドクターは、
「これといった異常は見受けられませんが、正確な判断はレントゲンフィルムの読影会で複数の医師の見解を待ってということに」


その後、注射を打たれる前に言われてたクラクラ感は出るし、お腹はグルグルなるで大変でした。
検査の結果がわかるのが2ヶ月先です。それまでちょっとビビってる私です。


今年[不惑の歳]40歳を少し前に迎えました。不惑なのは孔子さんだからだろう、と自分を慰めているのです。[裕]


以前このコラムでサマータイムを取り上げました(2004.07.05)
主旨は生体リズムの観点から夜は12時までに就寝し朝6時くらいには起床するのが良い。
北海道でサマータイムを取り入れる企業が出てきたこと。
そして、今年の夏こそは(昨年の話)早寝早起きするぞ-!!と妻が決意表明をするものでした。(実践できたのかな?)
さて、私はと言うと通常は9時30分頃に治療院に出勤してから室内の掃除をし、廊下から外階段、下の歩道を履くのが日課です。
それが昨年の猛暑です。
昨年は10時前に掃除が終わった時点で全身汗だくで目もうつろになり
「もう、ダメだ。暑い。もう、ダメだ!帰りたい」しか言ってなかったそうです。(記憶に無いのですが)
しかも35度を超える日が多く12~13時の時間帯は比較的暇なことが多かったのです。


そこで今年の夏は試験的に営業時間においてサマータイムを導入してみることにしました。
通常の営業時間は10:00から19:00最終受付。特に休憩時間は設けず。
それを今年の夏の7~8月は9:00から12:00まで受付と14:00から19:00最終受付に変更しました。
実施前の皮算用では、あわよくば2時間丸まる休憩が取れるな。シエスタかな、裏のビーチで日焼けも出来るかな、海の家のAisiaでビールをキュッといくのはさすがにまずいかな。などと一人妄想を膨らませていたのですが・・・


結果は大変でした。


まず、1時間起床時間を早めるのがつらい。身体がそのリズムに慣れるのに2~3週間はかかる。
しかも、今年の夏の前半は比較的雲がかかった日が多く、日中去年ほど暑くない→12時、13時代に予約が入る→結果、勤労(労働ではありません)の時間が長くなる、という構図でした。
サマータイムを導入して良かったのは「もう、ダメだ。暑い。もう、ダメだ!帰りたい」という泣き言から一日が始まらなかったことかな。
やはり、ワーカーホリック気味の私としては実施前から自明の理だったかもしれません。
さて、来年の夏はどうしようか?!と思案中です。[裕]


さて、暮れも押し迫ってきました。今回が今年最後のコラムになります。
このコラムをごらんの方は自宅のある街を普通に歩いていると、どれぐらいの人と挨拶するでしょう?
(あるいは見たことのある人とどれだけすれ違うでしょう)
以前私がまだ小・中・高校時代の学生の頃は自宅のある街が地元の生活圏だったので、知り合いと出遭う頻度は多かったように思います。
それが社会人になり職場近くの離れた土地に一人暮らしをするようになると、休みの日に自宅のある街を歩き回っても知った人と出会うことが少なくなってしまったのです。
その後も、遠く離れた東京へ転勤で住むようになり、さらに知った人と出会うことはまったく無くなってしまったのです。
(故郷を離れて転々としているとそれも普通なのかなとも思うのですが)


そして、私たちは鎌倉に転居してきて5年目になります。
現在オフィスのある六地蔵にオープンをして丸3年過ぎました。
おかげさまで、今ではほんの些細な用事で10~20分出かけただけでも何人の方ともご挨拶をすることが出来ます。
(こちらにお出で頂いた方であったり、商店街の知り合いであったり、その友達であったり)


そしてここからはどこでもあるワンシーンの私の心の中の呟きです。
<あ!○○店の☆☆さんだ。こっちに気づいてないな。>
<なんか疲れた顔してるな。仕込みの材料の買出しかな~>
<あ、ちょっとため息混じりだ->
-ここで○○店の☆☆さん前方から自転車で走ってくる私に気づく-
「こんにちは-!」
「こんにちは~」
と、お互いに挨拶をする。
この時○○店の☆☆さん、とろける様に魅力的な笑顔で挨拶をしてくれるのです。
<疲れた顔してたけど、挨拶のときは元気そうだったな~>


誰かに見られていると意識していない時の顔は、素の表情だったりするかもしれません。
あるいは、たまたま見かけた時にその人が悲しい事や腹立たしい事を考えていたのかもしれません。
ただ、地元密着で商売をしている私としては、その逆のケースがあるので不機嫌な顔をして街を練り歩く、などということは気をつけなければいけません。


長者番付連続日本1位の斉藤一人さんが次のようなことを言っていたと思います。
商売人は勤め人のように-会社に行けば部長だとか課長だとかの顔をして、家では親父の顔をして、得意先では愛想のいい顔をして-というのではいけない。
商売人たる者365日24時間ニコニコとしていなければいけない。
そうすれば会う人によってどう表情を変えようかと悩む必要はない。


それを思い知らされる一言がこの前ありました。
こちらに定期的にお越しの方でこのコラムもよく見てくれる人とのなにげない会話なのですが、
「由比ガ浜フェスタの時、先生をお見かけしたんですが・・・ちょっと声をかけづらかったんです。なにか、とっても困った顔をされていたので。後でコラムを見てなるほどとわかったんですが」
・・・・このコラムでも以前載せた、鍵閉じ込み→はしごで窓から入る、という件です。
この方は後日談としてコラムを見てくれたのでわかってくれたでしょうが、当日、私を知っている方がその渦中の私の姿を見たらなにやらハシゴ、ハシゴと目もうつろに困った顔をして由比ガ浜を走り回っている、わけのわからない奴、と映ったでしょう。ふとしたなにげない表情にも他人から見て印象を左右することがある。


あともうひとつ、見られたくない姿があります。
銀行のATMで通帳記帳を済ませて振り返った直後の顔。
<ひゃ-こんなに引き去りされてる!今月もピンチだ~>などという顔をしてるんじゃないかな?
来年の目標。出来るだけ温和な顔をして街を練り歩く。来年もよろしくお願いします。[裕]


まだ寒さが残り、でも、そろそろ花粉が飛ぶ時期となりました。
10年ほど昔までは今ほど花粉症の人は多くなく、この時期にマスクをしている人を見ると『風邪かな』と思ったものです。
それよりもずっと前の頃は世間の認識では花粉症の「か」の字もなく、街角や電車などでマスク姿の人を見かけるとみんなが風邪ひきの人と思っていたはずです。(日本では)
日本ではというカッコで但し書きを書いたのは、聞くところによると欧米ではマスクをしている人はよほど重篤な感染症患者でそういう人を見かけたときは警戒をしてむやみに近づかなかったそうです。
この話は以前私が外資系保険会社に入社した頃、日本支社が創設されてた頃よりいた上司から聞いたのです。


そして、話は続きます。
大阪万博当時、その外資系保険会社を創始した創業者のアメリカ人が来日して、風邪程度の症状でも大多数の人がマスクをしている日本人の公衆衛生の意識の高さに感心し、この国では自社の保険が売れると確信したそうです。
さて、ここ近年で日本以外で多数のマスクをしている人を見るというシーンが思い浮かぶでしょうか?
私の記憶では中国を中心に各地に多発した『SARS(重症急性呼吸器症候群)』
あの折には街行く人のほとんどがマスク姿として報道されていたと思います。
そして日本ではなんと言っても『花粉症』


ここまでの事例を引き合いに出すと、ここ20年ほどでマスクを『記号』的にみると使用目的が異なってきているのがわかります。
マスクをしている人の『マスク』を境界として内側に病原があるか、外界が病原か、ということになります。
言い換えると他人にうつさないかわが身を守るか。
これはある方から聞いた話。
幼稚園に入園する前の小さなお子様がいるご家族でお子様が風邪を引くと、お父さんが真っ先に家庭内でマスクをする。
重要な仕事の案件をいくつも抱えているので、家族から風邪をうつされては困る。
家庭内で風邪がやり過ごされるまで、マスク生活になるそうです。


さて、マスクを『記号』的にみるという表現をしました。これはマスクをしている人を他者から見て、ぐらいの意味合いです。
そして、使用目的という表現をしました。これは当然ながらマスクをしている人本人の使用目的です。
この間にギャップがあったりもします。
例えば、マスクの使用目的と『記号』についてギャップのあるケースを言うと、本人はひどい花粉症でマスクにゴーグルをしている。(使用目的は花粉を防ぐ)
でも、たまたまバイクで銀行に乗り付けてヘルメットをしたまま入って行った時、ゴルフの打ちっぱなしの練習の帰りで背中になにやら金属らしいものを入れたケースをしょっている。
こういったケースは銀行員の方からみると、
『もしや、強盗か』
と、なるかもしれません。
これは『記号』的にみると人相を隠したい人、となります。
そして、昔、流行った怪談。
夜、マスクをした髪の長い女が近寄ってくる・・・で始まる、例の口裂け女の怪談も『記号』的にみると人相を隠したい人から発展する怖い話です。


もう一つの使用目的とギャップの話。
本人は冬の乾燥から喉を守りたいという目的でマスクをしたまま夜寝る。
ここら辺で話の展開が見えるかもしれませんが、そうなのです。
マスクをしたまま夜隣で寝ているのは我が妻なのです。
そして、真夜中に寝返りを打って寝ぼけながら薄暗がりをふと見ると顔が髪とマスクで覆われている女が寝ている!!
寝ぼけているので毎度毎度ギョッとさせられるシーンです。
早く春が来ないかと待ちわびる今日この頃なのです。[裕]


覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、うちのカイロプラクターが仕事場に鍵を忘れて自ら締め出してしまったことがありましたが(詳しくは昨年10月のコラム参照ください)、今度は私が「やってしまった!」のです。


先日、寒い雨の日にこの出来事は起こったのです。


雨の中をいらっしゃった70代半ばの紳士が、忘れ物をして帰られたのがことの始まり。
紳士を送り出して治療室に戻ると、買い物袋が忘れられていたので、 こりゃ大変だ!と思い、忘れ物をつかんで傘をさして外に飛び出しました。
すぐに追いつくだろうと思い、ブラウス姿で冷たい雨の中、ツッカケ履きで猛ダッシュ!
しかし!走っても走っても姿は見えず・・・こっちが息切れしてしまいました。
帰り道に立ち寄りそうな店も無いのに、いったい何処へ?と思いながらゼイゼイいってフラついていたら水溜りに思いっきりハマッテしまい、踏んだりけったり。
かなり情けなくなり、あきらめて治療院にトボトボ戻ることにしました。


「仕方ない。電話をして後で届けよう」と考えながらドアを開けようとしたら・・・ロックされている?ではありませんか!
そんな日に限って、私一人なんですよね。
アレレ???この風景、なんか聞いたことあるゾ!
ソックスびちょびちょでブラウス姿の寒々しい格好でボーゼンとしてしまいました。


だが、誰かと違って幸いだったのが、その日は大家さんがいたこと。
すぐに合鍵でドアを開けてもらえました。(お世話になりました)
良かった!!
傘差してバス通りからハシゴかけて2階の窓から侵入!ってことにならなくて・・・。
さ・ら・に!天に声が届いたのか、その忘れ物をした紳士が、忘れ物に気がついて途中で戻って来てくれたのでした。
良かった~。

今回つくづく感じたコト!
『忘れ物には注意しよう!特に・・・鍵・・・』
[素]

今年は冬のオリンピックに始まり、ワールドベースボールクラシック(WBC)、そしてFIFAワールドカップと次から次へとスポーツの祭典が目白押しですね。ファンの人はもちろん、その時だけの俄かファンもこの時期はソワソワしているのがよくわかります。我が家も例外ではないので、今年は何度も寝不足になっています。
さて、不思議なんですが、スポーツによって、家庭のテレビでじっくり観たかったり、どこかで皆で騒いで観たりしたくなるものなんですよね。私は、オリンピックや野球は家で観戦して、サッカーはどこかで騒いで観たいな~と思うのですがいかがでしょうか?サッカーは個人技というよりチームプレーだからですかね?得点が入って、実況アナウンサーに「GOOOOAL!」
なんて叫ばれた時には、知っている人であろうと知らない人であろうと皆でその喜びを分かち合いたい気がするのですよね。
ということで、実はこのコラムを書いている数時間後には、日本vsオーストラリア戦キックオフです。今大会はすべて夜遅い試合なのでどこかで騒ぐ・・・となれば、限りがあるのですが、我が家の近くでは材木座のトルコ料理店『KAHVE』さんは営業時間を変更して大型スクリーンで観戦出来るようにするらしいです。他、長谷に出来たトルコ料理店や御成商店街にあるカフェバーでも楽しめるようです。皆さんくれぐれも、寝不足のため、翌日仕事を休みました・・・なんていうことにならないように注意してください。
(翌日談 私の相方はオーストラリア戦の結果によるショックからか?翌朝ダウンしてました(笑)[素]


ワールドカップもいよいよ大詰め。日本は残念ながら決勝トーナメントに進めず、中田選手の引退という衝撃で終わったのですが夏はこれから。中田選手にもゆっくりとバカンスを取っていただきたいものです。
さて、話は変わるのですが、近頃街を歩いていると夏らしい赤や黄色といった原色の花が目に入ってくるようになりました。
つい先日までは紫、ピンクといったアジサイが目立ったのですが、あっという間に様変わりといった感じです。
もちろんお花屋さんはもっと早く夏の花に入れ替わり。当院近くにある仲の良いお花屋さんもモチロン、観光客がアジサイに興じている頃には季節は夏に移っていました。鎌倉はきれいに庭をお手入れしている家が多く、ガーデニングが盛んな地域です。


6月初旬から夏の花へ植え替えるため、友人のお花屋さんも大忙し。私とちょっと立ち話している間にもこれから花を咲かせる植木が飛ぶように売れていきます。「ちょうど植え替えの時期だからね。」といいながら仕入れたばかりの花をどんどん店頭に並べていきます。私は花の種類についてあまり詳しくないので、植木の傍に立ててあるポップを眺めて、「この花の名前は○○○○○っていうんだ・・・最近の花は舌噛みそうに難しくて長い名前が多いなぁ。」とかブツブツ言いながら観察していました。
そこで、あることに気がつきました。その花屋さんは花の名前の他にその花の簡単なコメントをポップに書いています。「とっても丈夫」「たいへん長持ち」「丈夫で長持ち」・・・ん?形容詞は変わるけれど、ほとんど全部、「丈夫」「長持ち」ではないか?!
これって?気になってので尋ねたところ、「この辺のおばさんは『丈夫』『長持ち』っていうコトバが好きなんだよね。丈夫で長持ちだと安心して買っていくの」だそうで・・・。


確かに、鎌倉の旧市街地は強い潮風や湿気が多いので植物が痛みやすく、庭の手入れには非常に気を使う場所です。なるほど。それで十中八九が丈夫で長持ちなんだ・・・と納得をした瞬間、私
「で、この花ってズボラな私でも大丈夫?育てられる?」と花を指差して言っていました。あぁ・・・。このセリフってまさに・・・。
「土が乾いたらコップ2杯くらいの水をやっておけば大丈夫よ~」と友人に言われて私はその花を袋に入れてもらって、手にしているのでした。
う~ん。花ではなくて人間も丈夫で長持ち・・・いや、長生きがいいですよね。
当院の玄関に『丈夫で長生き』って紙に書いて貼ろうかしら?[素]


今年も8月10日に無事、鎌倉花火が終了しました。
進路の定まらない夏特有の台風の影響で、延期か?と心配された今大会ですが、当日は快晴でとっても気持ち良い花火日和となりました。
我が家は毎年のコトながら自宅の2階から楽しむことに。
今年はバタバタしていて、家がちゃんと掃除できなかったこともあって、特にお誘いもしなかったので準備は簡単。
買ってきた食べ物と飲み物を広げるのみだったので、5時ごろには浜辺に混雑具合を偵察に行く余裕があったくらいです。
浜辺に行けば、知った顔は必ず見かけるもので、やはり近所のお店の人が朝から場所取りしていたせいで、全身真っ赤に日焼けしていました。
大変だな~と思いますが、鎌倉人はみんな、それを恒例の楽しみにしているのが良く分かるシーンでもあります。


さて、家に戻ったはいいのですが、目の前に飲み物と食べ物があればついつい我慢できず、6時には「とりあえずビール」から始まってしまいました。
となれば、あとはご想像のとおり。花火の始まる頃にはほとんど食べつくし、1発目が打ちあがる時にはほろ酔い気分でした。
昨年に比べ今年は風向きも良く、材木座側からはとてもきれいに見えました。
ご近所からも1発上がるごとに歓声が聞こえ、大盛り上がり。


さて、これだけ人の集まる鎌倉。
浜にも海辺近くのお宅にも人がわんさか押し寄せれば、待ち合わせだなんだで皆連絡が取りたいわけです。
今、携帯電話を持たない人はほとんどいないので、個人的に連絡をとるには非常に便利なのですが、これだけ人が集まり同時に使用すればメールもケータイも役に立ちません。
ひどい時は、自宅の電話さえつながらなくなります。
私もご近所さんと連絡をとるのに、飛脚のように走っていって呼び鈴を鳴らし、用件を伝える・・・といった状態でした。
しかし、花火が打ちあがるとこの方法も役に立ちません。
自宅の呼び鈴が、歓声と花火の爆音で打ち消され、全くといっていいほど聞こえないのです。
こういう場合はどうするか?
2,3件先の家の人とだったら、花火と花火の間に「たまや~」の代わりに用件を叫ぶというのが一番なのか?とか、真剣に考えてしまいました。
最近、パソコンやケータイでちょっとした知り合いや友人のみならず、仕事関連の方ともメールで連絡を取ることが多くなり対面でコミュニケーションをとる機会がめっきり減ったと思います。
もともとコミュニケーションの苦手な日本人。
今後、花火の時ではないけれど、大勢の人がコミュニケーションが必要になった時、本当に必要なことや意見を口頭で伝えることができるのかというのがちょっと不安にもなります。
花火大会くらいでこんなことを考える私って、ちょっと考えすぎ?[素]


発足したばかりの安倍総理が所信表明演説で「美しい日本をめざす」と言っていましたが、美しい日本とは如何に?
大気汚染をなくし、水質改善を図り、犯罪を無くし・・・色々と捕らえ方はあるかと思いますが、身近なところで自分たちが出来ることがあるのではと、自分達なりに考え実践していることがあります。


一つ目は、公共の場の掃除。自分の家や庭、店だけではなく、建物の廊下や道路そして時間があるときはビーチクリーンに参加しています。
自分たちが生活する上で目にするところが汚れていると、気持ちが荒む気がします。
普段、ココロも身体も気持ち良く健康になっていただきたいと思って施術をしていますが、その気持ち良さが一気に失せてしまうような環境は作り出したくないためでもあります。
街がきれいだと犯罪が起こらないとは、よく言われますね。
ちょっと話は反れますが、以前News weekに、戦後、日本が急成長したのは、日本人が自分たちの周りの公共の場を自主的に掃除するモラルの高さにも起因するとも考えられると書かれていました。
他の国では個人主義的意識が高くて公共の場は、役所が人を使って掃除させるものだという感覚が強いそうです。
自主的に自分たちの身の回りをきれいにするということは、心身ともに磨かれて、前向きに行動できる環境を作り出すことにもなります。


二つ目はなるべく合成洗剤は使わないということです。
もとは、仕事柄、手を荒らしてしまうと施術に影響が出るので、身体に負担になるものは避けたいと思ったからです。
今、好んで使っているのが、重曹、強アルカリ水、お酢です。
最近は、スーパーや¥100ショップでも目立つところに重曹が置かれていますね。
煮豆などの料理に使いますが、台所で油汚れを落としたり、洗濯に使えるのでとても便利です。
強アルカリ水とは、PH12以上の水なのですが、殺菌力があり油汚れや茶渋なども取れるので大活躍です。
本をただせば水ですから、身体への負担は全くありません。
界面活性剤もモチロン含まれていませんのですすぎがラクで、水の節約にもなります。
以前はインターネットで通信販売が基本でしたが、最近ではスーパーでも洗剤売り場に置いてあるので、環境を考える方、手荒れが気になる方、小さなお子さんがいらっしゃる方にお薦めします。
他にも、不要なものは買わない持たない、ゴミの分別など、心掛けていることは色々ありますが、あくまでもこれは、法で決められていたり罰則があるから・・・という理由でするのではなく、そうする方が気持ちよく生活できるから・・・と思って日本中の人が行動すれば「美しい日本」は自然と生まれるのではないでしょうか?[素]


今から10年ほど前の私の話です。
当時は会社員で営業職。
今頃の時期になるとちらほらと忘年会の行事があり、営業部の会議の後忘年会→2次会→個々に3次会などの流れになったりします。
歌舞伎町を同僚と歩いていたりすると、ミニスカートに日本人離れした女性が(本当に日本人でないのですが)チラシを持って近づいてきたりします。
それがバーやパブの勧誘だったりするのです。
「社長サン、うちはボッタクリバーなんかじゃないネ-」
「良心的な値段だョ」
「明朗会計ネ-」
場所柄、店に入った後高額請求され、プロレスラーのような大男に追っかけまわされるという事態はいやなので、小心者の私たちはついぞそんな勧誘に乗ったことは無いのです。


さて、チラシの話が出たので閑話休題。


アロハカイロ&フットパラダイスではオープンして以来、ずっと広告チラシをポスティングしています。
遠隔地は業者さんにお願いしたりもするのですが、近場は二人で手分けして空き時間に手配りしたりしています。
その折、私は神社の近くを通ると必ず立ち寄りお参りするようにしています。
なので、寺社仏閣を軽んじている人間でないという前提で話を続けます。


前々回のコラムで今年厄年であるということ書きました。
今年初め小心者の私は何人かの同じ年の男性に聞いて回りました。


私「厄除け行きました?」
ある男性「えっ!まだ行ってないんですか?今年本厄ですよね。前厄は?えっ行ってない!」
別の男性「私は厄年に加えて、大殺界らしいので、早めに行こうと思ってます。」
(ちなみにこの方は海外出張がとても多く超多忙の方なのです。)
料理人「そのうち、寒川さんに行こうと思ってるよ~」


皆行くんだ・・・


さてどこに行こう?


のぼりや看板に厄除けを効能(こういう表現であっているんだろうか?)に謳っている神社はいくつも知っている。
(なぜなら先ほど書いたように神社の近くを通ると必ず立ち寄りお参りするからです)


で、いくら払えばいいんだ?


ここで一つの懸念(妄想)があります。
例えば、こんなシーン。
私が閑散とした社務所(奥に自宅が兼ねられている社務所が多い)を覗いて
「すいませ~ん」
すると、ジャージ姿に爪楊枝をくわえて、シィ-シィ-言いながらおじさんが出てくる。
「何か?」
私は戸惑い気味に
「厄払いをお願いしたいと思いまして・・。」
焦るおじさん
「やゃ!しばし待たれよ」
そして、神社関係者に社殿に通されると、先ほどのおじさんが正装をし祭司として登場する。
厄払い祈願が終わると、祈願料の話が出てくる。


「マンツ-マンでやったからね!2万円でいいよ~」


繰り返し言いますが、私は神社の近くを通ると必ず立ち寄りお参りするようにしています。
寺社仏閣を軽んじている人間でないですし、これは未知の経験をする前の不安から来るまったくの妄想です。


さて、結果として私はどうしたのかというと、先ほどの大殺界を兼ねているという男性から某最大手神社(この表現でいいのか?)がホームページを持っているという耳寄りな情報を得たのです。
そのホームページを開くと


[祈願料はお気持ち5千円から]


素晴らしい!明朗会計だ。
そこで、某最大手神社で厄除け祈願をしてもらいました。
機会があればいかに感銘したかということを書きたいと思いますが、お蔭様で今月まで大病無く過ごせています。
消費者の行動心理からみればいかに明朗会計が大切か!
ちなみにアロハカイロ&フットパラダイスではボッタクリ行為はありませんので。念のため。[裕]



私の高校時代の友人が昨年末に行われたドーハでのアジア大会に通訳の仕事で行った時の話です。
ドーハ(カタール)と言って、どんなイメージをお持ちでしょうか?
私は97年に行われたサッカーのワールドカップ最終予選で、日本がワールドカップ出場の切符をほぼ手中にしていたにもかかわらずロスタイムで得点を入れられて、日本中が涙を流したあの試合が行われた国・・・という以外、どんなところだか全くといっていいほど知識がありませんでした。
なので、率直に彼女にどんなところなのかを聞いて、ビックリしました。


まず、小さな国だけれど非常に裕福だと言うこと。
石油や天然ガスなどが豊富にあり、資源に事欠かないためです。
街中を走っている車がみんなベンツなどの超高級車。
カタール人は働かず、男の人はみんなカフェで水タバコをふかしながら、ゆっくりと時間を過ごしている。
働いている人は、みんな他のアジアから来た外国人。
カタールは一夫多妻制で3人まで奥さんが持てるそうで、結婚してある期間が過ぎると男の人は家が1軒国からもらえるそうです!
だから、結婚したら3件まで家がもらえる可能性があるっていうことですよね。へぇ~~。
また、国民というだけで、生活に困らないだけのお金(月20万円ぐらい)が貰えるというのだから、働くなんて、よっぽどの物好きじゃないとバカバカしいですよね。
ちなみに物価も安くて、缶ジュース1缶約30円、散髪も600円くらいだそうで、水道代や光熱費は無料です。
これを聞いたら、毎日、朝から晩まで一生懸命働いている日本人、怒っちゃいますよね。


でも、大切なのはここから・・・。
彼女がドーハに行って一番感じたことが、日本の選手団の皆が、本当に礼儀正しく真面目できちっとしていて、しかも笑顔がとても美しいということだったのです。
どの国の人たちと比べても、皆が気持ちよくベストを尽くせるように気配りを忘れず、支えているボランティアやスタッフに対してもリスペクトしているのが分かったそうです。
その選手たちを応援していたら、どんどん金メダルをとっていく!!!
裏でも一生懸命努力しているし、それに驚き、感動したそうです。
彼女曰く、こういう気質が、高度経済成長をして今の日本を作り上げてきたのだし、色々な問題も起きてはいるが、こういう素晴らしい若者がいるかぎり日本は捨てたものじゃない!ということでした。
聞いている私も感動しました。
確かに、国が裕福で遊んでいてもお金に困らなくて、一日中ボーっとしていても生きていけたらいいな・・・と思うかもしれませんが(カタールがそういう国だと言っているわけではありませんので間違いの無いように)、人間、夢があって努力してチャンスをつかんで前進して・・・
というのが、「産まれてきて良かった」と感じる瞬間であるし、意義があると思うのですが、いかがなものでしょうか?


ずっと前なのですが、私が読んだ本の中に、ある外国人のコメントで、日本人が自分の家の敷地ではなく公道を一生懸命当たり前のように掃除している姿を見て驚いたということが書いてありました。個人主義の外国人は公道は市などの役所が掃除人に金を払って掃除するのが当たり前。そういうことをやるぞ!と気合を入れたボランティアか何かじゃない限り、一般の人が掃除をするのはありえない・・・という感覚があったのかもしれません。そして、その外人はこうも言っていました。
そういう気質の日本人だから、戦後、高度成長を果たして、資源も何も無い国なのに豊かな今の日本になったのではないかと・・・。
その記事を見たときは、日本人であることに誇りを感じましたし、今回友人から聞いた日本人選手のみなさんの話を聞いてとても嬉しく思いました。
年明け早々、嫌なニュースも飛び込んできますが、自分たち一人一人が今生きていることの大切さと夢を忘れずに毎日を過ごしていけば絶対に良いことがどんどん起きて、Happy Newsでいっぱいの新聞ができるのではないかと思います。今年はそんな1年になるよう、夢と感謝と努力を忘れずにいきたいと思います。[素]


夏場には、よく水を飲む人が多いと思いますが、冬場になると一転、ほとんど水を飲むことが無くなるのではないでしょうか?
寒いから、トイレには行くのに、水分は補充していない・・・。
運動も特にしていない人は、そのせいか便通が悪い気がする。
しかも、エアコンによる暖房などで部屋の空気は乾燥して、ホットカーペットなどによって、足元も乾燥している。
のどはイガイガして、肌は乾燥によりかゆみが出る。
心当たりありませんか?
人間の身体は70%近くが水分。そのバランスが崩れてしまうと、身体は不調になります。
また、池の水が澱むと酸素が少なくなり、生き物が生存しにくくなります。
それと同様、人間の身体の水も絶えず新しいものを補充しないと、代謝が悪くなり疲労物質などが身体の中に留まってしまうことに。
冬場でも、常温の水をできるだけ摂取するようにしたいものです。


さて、こちらにお越しのお客様とこんな会話をしたことがあります。
○さん「最近の子供は、水道から出てくる水を飲まないんですよね。」
私   「え?」


○さん「ペットボトルの水分しか親から与えられないから、飲めないのですよ」
私   「なるほど」


○さん「子供が野球のチームに入っているんですが、練習中に飲む水をそれぞれ持参しているのですが、気温が高い日や乾燥している日は、飲み水がなくなってしまう子がいるんですよね。そうしたら、私の感覚だと、練習場所にある水道から水を補充して飲む・・・というのが当然なのですが、最近の子供は、水道水は塩素がいっぱいできれいではないと、思っているらしいのです。だから、友達から水を分けてもらって・・・今度は、水を分けた子供が水が足りなくなって、また違う子から水を分けてもらって・・・みたいなことをやっているらしいのです。」
私   「給水機の水も基本的には水道水ですよね?それも飲まないのかしら」


○さん「かもしれませんね。。。兎に角、親からはペットボトルの水分しか与えられていないのだから」
私   「ペットボトル症候群って、炭酸とか清涼飲料水とか、そういうものだけかと思っていたら、ただの水でさえそうなのですね」

○さん「私が心配しているのは、ペットボトルの水しか飲めなくて、夏場に熱中症になったり、地震とか何か災害で水が必要になったときに、ペットボトルからしか、水分が採れなくなってしまっていたら、命に係わりますよね?そうなっては困るので、うちの子には、もし水が無くなったら水道から足してでも水分を摂るようにしなさい。といってあるんです。」


こんな会話、恐らく10年前だったら無かったのではないでしょうか?
日本の水は基本的に、飲み水に適した水です。
確かに塩素とか、古い家だと水道管の関係で、錆が気になったりすることもあるかと思います。
しかし、水道から出てくる水が全く飲めないくらい、神経過敏になってしまうのはいかがなものでしょうか?
せめて、塩素や錆など気になる場合は浄水器などをつけるなどして、水道から流れ出てくる水を飲めるようにしたいものですね。
川の流れでもお分かりのように、溜まっていない流れている水は、酸素を豊富に含んでいます。
酸素を豊富に含んだ水は、身体の代謝を促します。
心も身体も澱みの無いものでありたいですね。[素]


皆さんご存知だとは思いますが、私は会社員から事故がきっかけで靴職人に転身し、同時にフットセラピストになって現在に至っています。
ですから、履いている革靴のほとんどが自分でデザイン製作したものです。
たまに友人宅に遊びに行くと、その友人から「その靴、履きやすそうでいいねぇ。どこで買ったの?」と言われます。
最近、なかなか自分の靴を作る時間がないため、履いている靴はほとんど○年選手。ですから
「ああ。。。これねぇ。10年ほど前に私が作ったのよ。」と答えることが多いのです。
すると、大抵、返ってくる答えは
「え~~っ!?そんなに長い間履いているの~っ?すっごくキレイじゃない?丁寧に手入れしているんだね!」
決して丁寧にメンテナンスをしているわけではないのです。
履いて脱いだ靴は玄関に置きっ放しだったりすることも多く、たまに(いや、よく?)ホコリを被っていることもあります。


しかし、週に1回はいつも履いている靴ほホコリをはらって、磨いています。
そんなに馬鹿丁寧に磨いているわけではありません。
一般の店で売られている普通のクリーナーだったり、クリームを使って、使い古しのTシャツなどでササッと磨くだけです。
しかし、かかとを直したり、靴底を取り替えたりしながら、10年近くはもってしまうのです。
つい昨年、私が産まれて初めて作った靴があまりにボロボロで見苦しくなったので勇気を出して処分しましたが、それは13年物でした。
昔、どうしてもプラダ風のエナメル型押しのローファーが欲しかったのですが、非常に高かったので、
「初心者には無理だ!」
と言う靴作りの師匠に、頼み倒して教えてもらいながら作らせていただいた記念すべき1足です。
ちょっと話は反れましたが、メンテナンスが必要なのは靴だけに限りません。


身体もそうです。


「なんか調子悪いな」と感じていても、忙しいことを理由にずっとそのままにしていて、あるとき健康診断で「要検査」の結果。
家族にうるさく言われるので、仕方がなく病院へ行ったら即入院!ということ、周囲からよく聞きます。
それで何ヶ月も仕事が出来ず、失うものはいっぱい・・・。
もっと早くメンテナンスをしておけば良かった。というのは、後の祭りですね。
人間は、必ず体調を崩していく過程でサインを出しています。
病院で血液検査や尿検査、心電図などの数値でわかる前の状態、「未病」の段階でケアをするのが大切なのは、病気で苦労した方が一番良く知っています。
この冬、ここ近年に無く、寒い日が続きました。
身体全体の代謝が落ち、身体もコチコチだったりしませんか?
そろそろ暖かくなってきます。
ゆっくりほぐして、メンテナンスしましょう。
 

さて、メンテナンスといえば、私のマイカー(自転車ですが・・・)、海のすぐ近くに住んでいるためか、錆でボロボロ。皆さんに
「(この錆)すごいね~。そろそろ買い換えたら?」と言われるのですが、まだ3年半しか乗っていません。
あっちゃ~。しっかりメンテナンスしておけば良かった。と、思っているこの私。どう?[素]


 アロハカイロ&フットパラダイスはこの11月1日でここ鎌倉六地蔵にオープンして6年となります。
初心忘するべからずで、○周年と言う時にはオープンした時の予約ノートなんかを振り返って見たりするのです。
その時の暇なことヒマなこと!
事業を創業する時には地縁・血縁・職業縁が大切だ、などと言われるのですが、夫婦とも全く見ず知らずの土地に移住してきての開業ですから、致し方ないのかもしれません。


少し話はそれるのですが、私が所属しているカイロプラクティックの協会誌の中である先生が若い施術家向けに語る応援メッセージの中で、ご自分の開業時の苦労としてあるエピソードを紹介されていました。
「1日中待っていても予約の電話がまったく鳴らない。
電話が故障しているんじゃないかと調べてみるものの当然故障ではない。
そういう時の焦り感たるや・・・」
これを読んだ時、私も思わず吹き出して笑っちゃいました。


同じことやってるよ~
自分の携帯から治療院の電話へかけてみる。
「あ!鳴るんだ。故障じゃないのか」


 さて、オープン当初から自分たちの努力もあったのでしょうが、それ以上に近所の商店の仲間たちのサポートやお越し頂いた方々のご紹介によってなんとか軌道に乗せることが出来、6年まで漕ぎ着けることが出来ました。
今回はオープン当初から2年ほどの時期にお配りしていた感想ハガキを具体例・お客様の声にアップすることにしました。
商用のHPはあくまで営利を目的としていて良い事ばかりしか載せていない。そうお考えの方もいると思います。おハガキは施術を受けてみた方の第三者的な感想です。ご興味のある方はそちらもお読みいただければと思います。
まったく無関係な人に謝礼を払って書いてもらったようなサクラのハガキでは決してありません。(笑)
念のため[裕]


 入学、新学期、入社、新年度・・・
日本社会は4月はスタート月ですね。
桜が咲いて、暖かくなり、春が来たことが実感できるのも4月。
心も体もウキウキして、何か始めたくなるのもこの時期です。
新たに決断するのもお正月より4月!という人も多いことでしょう。


 これは、子供も大人も一緒。
ただ違うのは、子供は新たに何かを始めるのがとても前向き。
産まれてきてからの年月、経験が浅いし(あたりまえ)、エネルギー(パワー)があるから
聞いたらビックリするような、突拍子もない決断を平気でするし、やってのけたりしますよね。
でも、大人は決断するとき、色々と考え込んでしまいます。
例えば、学歴、職歴、年老いた親がいるとか、子供がいるから、他にも周りからの目や体裁を気にしたり、もちろん体力が、金銭が・・・etc極端に言ってしまえば、自分の行動について何かを決まるとき、子供は未来の自分に相談して決めていて、一方、大人は今現在までの過去の自分に相談する。
大人は自分で行動を知らず知らず限定しているのです。


 私の靴の師匠は、昭和一ケタ生まれ。
今現在も現役で、休むことなく、何百人もの生徒に手作り靴の手ほどきをしていらっしゃいます。
ちょっと前に、その師匠から
「福島県双葉郡大字・・・
という僻地に住民票をうつします。
念願の農的靴職人へ後期高齢にはいり
踏み出します・・・」
と、私の近況連絡の返信をいただきました。
自分の食べるもの、身に着ける(靴)を自分の手で作り、自分らしい環境の中で生きていくことの決断と実現の連絡です。
常に新しいことにチャレンジしておられること、本当に尊敬します。


 家のことが落ち着いたら・・・とか、金銭的に余裕が出たら・・・仕事が落ち着いたら・・・
ということを言っている人は、その頃が来たときは、また次の言い訳を考えて、いつまでたっても行動を起こさないのでしょう。
すべての準備が整ってから動くのではなく、「使用する道具を拾い集めながら進む」ということが重要なんでしょうね。
と、コラムを綴っている私もキーボードをたたきながら、自分に言い聞かせているのですが、大人になる色々な情報が入ってきてしまっているがゆえ失敗を恐れますが、その恐怖に打ち勝つ人こそ本当の「人生繁盛」を手にするのだと思います。[素]


 これから何回かは恥をさらして酒の話題なんかを。
私はお酒を飲むのが好きです。
そして、困ったことにそこそこの量が飲めてしまうんです。
初めて飲んだのが高校1年生の時。
一人自宅で留守番の夜があったので、同級生とその夜飲む約束をしていました。
同級生の友達は祭りのたびに中学生時代から酒に鍛えられているらしく、彼は
「俺は酒は強いぞ」
と、豪語していたのです。
そのとき生まれた初めて酒を飲んだ私は、彼と全く対等に飲み明かし、翌朝、飲んだビールの量を計算してみると、


2人で8リットル。


あぁ~自分は生まれて初めて酒を飲んだのに、これ位飲めるという事は、そこそこ酒は強いんだ。
と、自覚した覚えがあります。(俺は強いと豪語していた友達は夜中に吐いて大変でしたが・・・)


 さて、高校、大学、社会人と歳が進むにつれて酒に磨きがかかってきたように思います。
20歳代後半は外で飲んでいても日本酒1升は飲めるようになっていて、その頃から、ひどい二日酔いを経験するようになってきたのです。
(当たり前か)


 それに伴って出てきた症状にアルコール健忘症というのがあります。
酒を飲んでる当事は普通に会話もしているし、度をはずすようなこともしていない、でも、寝て翌朝になると、
前日のことが思い出せない。いや、正確に言うとある一定の時間帯だけどうしても記憶に残っていない、そういうものです。
友達が酒を飲むと記憶が飛ぶんだ-なんていうのを聞くと、それって後で自分が何をしていたのかわからないから怖くないのか?
と、思っていたものですが、私も20歳代後半からそういう症状が出始めて、年とともに磨きがかかってきてるんです。


 ただ、私の場合決まって記憶が飛ぶのは、楽しい酒の時に起きるのです。(と、言い訳をしている)
これが、接待や仕事がらみで義理で飲む席では、どんなに酒量が過ぎても、しっかり昨日の晩のことは覚えているのです。
最近では、外で飲んで記憶が飛ぶのは、楽しい酒の時なんだから、まぁいいか!ぐらいの感じなので困ったものなんですが・・ [裕]


 さて前回からの続きです。私は勤務していた会社を退職し、3年間学生をしていた時期があります。
池袋のカイロプラクティックの専門学校に通っていたときのことなのですが、授業は月~金で朝9:30~16:00までの時間帯です。
その後は同じ池袋の治療院で17:00~22:00まで働くという生活でした。
このときのスタッフとはみんな仲良く、毎週のように飲みに行っていたんですが、この3年間の生活で1番飲んだ場所が、実はハワイ。
専門学校時に1年に1回、1週間の日程で行ったハワイ州立大学での解剖実習を体験してきたのです。
毎日9:00~15:00までの時間で、初級、中級、上級コースに分かれ人体解剖をするのです。
(これはその後、触診という技術に非常に役立ちました)
解剖が終わった後は、ホテルに戻り自由行動です。


 この解剖実習の旅行がまた、専門学校では修学旅行のようなノリになってしまうのです。
私の所属したクラスの学生の年齢構成は19~42歳と幅広いのですが、幸いにも皆仲がよく、毎晩どこかの部屋で宴会が始まります。
さて、しこたま飲んだ翌日、夕食を20歳のOくん(当然飲酒歴は浅い)と食べながら会話が進みます。


「昨日は高橋さん飲みましたね~」
「そう?外で飲むときはあんなもんだよ」


「でも、Mさんと歌を歌ってたでしょう?モーニング娘の関西弁バージョン。1年一緒だけどあんなコテコテな高橋さんはじめて見ましたよ」
「う~ん??・・・」


「あれ、覚えてないの?その時って意識が無いってこと?」
「いや、ある!君にはわからんだろうが、アルコール健忘症を10年もやっている俺に言わせてもらえば、普通に意識はあるんだ」


「じゃぁ、普通に意識はあるけど、忘れちゃうわけ?」
「まぁ、それに近いな。でも、すべての記憶が消えているというよりは途切れ、途切れなんだな」


「じゃぁ、SさんとAS腸骨(骨盤の前傾変位のことです)について語ってたことは?」
「もちろん覚えてる!その側の大腿直筋の短縮について熱く語ったはずだ」


「あ~本当だ。覚えてる。じゃぁ、ベランダにふらふらと出て行って、I君たちに危ないからって抱きかかえられてた事は?」
「・・・・」


(Iはそうとう酒癖が悪いじゃないか。そいつより先に俺は逝ってしまっていたのか)


「あ~、それは覚えていないんだ!じゃぁ、何時ごろまでなら覚えているの?」
こうして私は20歳のOくん(当然飲酒歴は浅い)から1問1答形式の事情聴取を終え、わかったことは
11時半で記憶がきれいに吹っ飛んでいることでした。
それから当分の間クラスでは「11時半の男」呼ばわりをされたのは言うまでもありません。[裕]


 前回のコラムでは3年間のカイロプラクティック専門学校生活と、その中で1番飲んだくれたときの話でした。
その専門学校を卒業して10年近くになった今年の春のこと。
私の治療院のポストに1通の封筒が投函されていました。
その差出人のお名前がK先生。
私が3年生の時、SOTテクニックのアドバンスコースを直接ご指導いただいたインストラクターの先生です。
(ちなみに、この学校のインストラクターとは雇われ教師ではなく、皆さんご自分の治療院をお持ちの方で臨床経験豊富な方が指導にあたってくれるのです。)


 SOTテクニックとはSacro Occipital Technic の略で仙骨後頭骨テクニックと呼ばれるものです。
このテクニックは筋骨格から内臓、脳脊髄液の調整、手足の調整など広範に渡った、しかもマニアックなテクニックなんです。
(そう言いながら私は今現在もこのテクニックを主要なテクニックに使っているのですが・・・)
そのテクニックのアドバンスコースを1年間教わったのが先程のK先生なのです。
この先生とは卒業後、1,2回年賀状のやり取りをさせて頂いているうちに音信不通になり、それっきりだったので、なぜ今の私の治療院の住所がわかったのかと不思議だったのですが、どうやらこのHPで所在がわかったようです。


 さて、用件は今開業されている東京の治療院をクローズして、故郷の北海道へ転院されるとのこと。
ついては、神奈川方面の患者さんにここアロハカイロ&フットパラダイスを紹介するのでよろしくとの主旨でした。
この手紙を受け取った私の第1印象はもう何年もお会いしていない上、お会いしていたのは私が学生のときだったのにご自分の治療院の患者さんをご紹介して頂けるということが、とても光栄に感じられたのです。
さて、急ぎお礼の電話を入れ、北海道での転院開業先が決まったらご連絡くださいと、別れの挨拶をしたのです。


 それから、2ヶ月ほど後に開業通知のはがきが手元に届けられました。
わたしは早速、開業を祝うメールを送ったのですが、その返信のメールが今度の治療院の場所の良さや専門学校時代の思い出などで触れられた後、追伸が標題の内容です。
追伸、暑さ厳しくなる季節ですのでビールの飲みすぎでおなかを冷やさぬように(笑)・・・
おかしい?あの学校では2、3人生徒と飲むのが好きな先生はいたが、このK先生とはついぞ1回も飲む機会が無かったのになぜ私が酒飲みというとことがばれているんだろう?[裕]

 何回かは恥をさらして酒の話題なんかを、というコラムの今回は最後の話です。
普段、酒をよく飲むという話をしてきたのですが、基本的には家飲みです。
晩酌に冷酒。
その後、就寝まで歴史小説なんぞを読みながらダラダラとバーボンロックを飲む毎日です。


 さて、そんな日本酒好きの私も若い頃は居酒屋で飲んでいるオジさんのあるお酒の飲み方には変だな~と感じていたのです。


枡の上に1合用のコップが乗せられて運ばれてくる。
そこに日本酒が注がれる。
コップの表面張力を超えて枡にこぼれるように注がれる。
その時、大喜び。(表面張力で止まったらなんだ!ケチな店という表情をしてしまう)
ひょっとこのお面のように唇を尖らせて最初の一口をチュ~とすする。
その後大満足の表情。


あのようにはなりたくないもんだ思っていた10-20代のころからはや20ン年。
似たようなことをしてしまっています(笑)
食卓の上にお気に入りのお酒をこぼしてしまおうものならチュ~とすす・・らないけど、それぐらいお日本酒に関しては愛着があるのです。


 さて、話はころっと変わってアロハカイロ&フットパラダイスではこちらへお越しの多くの方から頂き物をするのです。
お歳暮お中元のようなものではなく、ほんとにちょっとしたものなんですが、とおっしゃていろんなものを頂いています。
お菓子や、果物、干物、ジャム、しらす、野菜、旅行に行ったときのお土産など等。
ありがたいことです。
その中でも、私が酒好きと知ってか酒の肴になるような物なんかも多くいただけます。塩辛、エイヒレ、ふき味噌などそして、お酒そのもの。
頂いたお酒の酒造メーカーの土地や使用米、ランクを見ると飲む前からよだれが出てきそうな銘柄を頂けたりもするのです。
その方に厚く熱くお礼をすると
「いや~、うちでは家中誰も日本酒を飲まないんですよ。うちではせいぜい料理酒ですね~」
お酒のランクを見ると、なんと!山田錦を使った純米・・・大吟醸!!
もったいないことこの上なしです。[裕]



 今年始めのコラムとなります。今年もよろしくお願いします。
さて、お正月はいかがだったでしょうか?
アロハカイロ&フットパラダイスは1月4日から通常営業しているのですが、なかなかに忙しく、お越しになられた方は皆さんお疲れになられてたようです。


 私たち2人は5連休も続けて休めるのは久しぶりのことなので、あれやこれやと計画をしていたのですが、実施できたのは少なかったようです。
計画(と呼んでいいのやら)のうち一番実施したのが、「ガーリックを使った料理」(笑)


 妻も
「今日も明日も明後日もガーリックが食べられるね~」
と大喜びでした。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、我が家では定休日の前日の火曜日の夕食以外はガーリック禁止令が出ています。
顔と顔が近い状態で施術をしますので当然なのですが・・・


 そしてもうひとつの計画が「中華街ランチ」これに妻は「元町gentenの初売り福袋」計画が追加されてます。
1月2日午前中に鎌倉を脱出(うっかり昼を過ぎると初詣客で駅から電車に乗るのが大変なのです)して中華街へ。
よく行くお店はえびワンタンや肉うまにご飯が美味しい「慶華飯店」と刀削麺の店「杜記-とき-」なのですが、今回は小籠包が食べたいとのことで、大通り沿いのとあるお店に行ってきました。(ここはまぁ、普通かな)


 ここ中華街での計画のひとつがランチだったのですが、もうひとつ楽しみにしてるのが


「翠華-すいか-」の「アワビふかひれまん」


2個で1,050円。
ここの肉まんはお勧めです。
私たちは中華街へ行くたびにこれを買って食べてます。
豚ひき肉にはフカヒレの味がしみこんでいますし、親指の爪から先ぐらいの大きさのあわびが4個ほど入ってます。


 「翠華」の場所は朝陽門(東)の側に中華街インフォメーションセンターがあり、道をはさんだ対面にあります。
そこそこボリュームもあるので、軽めのランチと組み合わせたほうがいいかな。[裕]



我が家ではこういうタイプのワインオープナーを結婚して以来使ってました。
(ということはかれこれ14年ほど使ってたことになります)
      ワインオープナー



それが、去年の11月にスクリュー横の支柱が金属疲労なのかボッキリと折れてしまいました。
また、買わなきゃな~と思っていた矢先、100円ショップで同じタイプのものを発見し買ったのです。
最近の100円ショップはすごいな、何でもあるなと、感心し使っていたのですが、4、5回使ったところボッキリと・・・
やはり、ちゃんとしたものを買わなきゃな~、と妻と会話していたのです。


さて、12月のある日家に帰ると洋食の準備が進んでいる。
食卓にはワイングラスが置いてある。



「ワインオープナーは?」

「家に帰ってから、買うのを忘れてたのに気づいてコンビニで買ってきたよ」


見るからにちゃちい。
300円だか400円で買ってきたらしいのです。


さて、ここからワインを開けるために2人の格闘が始まります。
スクリュウをねじ込んだまではいいけれど、引っ張ってもコルクがびくともしない。
ワインボトルを股にはさみ歯を食いしばり引っ張って、やっと7~8ミリほど上に上がった。
責任を感じたのか、妻も自分がやってみる、と言い出してやってみるも、びくともせず。


今度は2人がかりです。
床にワインボトルを置いて、妻がボトルをしっかり掴み、私が力任せに上に引き上げる。
妻が引っ張られる力に負けて、床からボトルが持ち上がる。
(チキショー、こんなちゃちい300円ぐらいのワインオープナーを買ってくるからこんな大変な目に遭ってんだ)
などと、我ながら自分が100円ショップで買ってきたことを忘れて怒ってる。


その甲斐あってかやっとコルクが引き抜けることに。
この間、たっぷり20分以上は格闘したのです。
そして、茹で上がってたパスタは少々伸び気味に。
で、これが格闘してスクリューが曲がってしまった画像。



ワインオープナー



妻は
「今度はちゃんとしたワインオープナー買わなくちゃね」


さて、話はがらっと変わります。
自分の伝えたいことを話す時、ボキャブラリーが少ないと上手く伝えられない事がままあります。
特に身体の状態(不調)を伝えたいとき、専門用語も医学的知識も少ない一般の人はその領域でのボキャブラリーが少ないので、説明に苦労する人が多いのです。
痛みの表現ひとつとってもギシギシであったりキーンであったりします。


ある時は
女性
「ここに神経が出るんですわ」

「神経痛のことですか」


女性
「いいえ、神経がね、ここに出るんです」

「はぁ・・・」


女性
「わかってくれへんかな~嫁におんなじことゆうても、わかってくれませんねん」


こういう時私は一生懸命考えているのです。
この人はどう伝えたいのだろう?


そして、以前コラム☆2点弁別閾その3☆で書いたような、
痛覚の促進が起きて痛覚過敏になっているんだろうか?
それならば、それを引き起こしているのはなんだろう?等など。


さて、また話は我が家の食卓に戻ります。
去年のクリスマスの夜のこと。
いつも通り、治療院を閉めて自宅に帰った私は、ワイングラスが食卓に乗っているのを発見します。
キッチンで料理している妻に


「ワインオープナーはどうした?」

「ねじるのー」



「ねじるの???」


ワインオープナーは普通ねじるものだが?・・・
怪訝な表情をしてる私にむけ妻が料理に忙しそうに



「ねじるのー買った」


言ってる内容が一緒だが?とさらに怪訝な表情をしてる私に対して



「ねじるのー」
と3度同じせりふにジェスチャーが加わったのです。
親指と人差し指と中指の3本の指で瓶の上からひねってるジェスチャーが。


ああ、こいつの言いたいことはワインボトルのキャップのことか!
「キャップ」という言葉がボキャブラリーの中に無いんだな!!


こんなことが我が家では日常茶飯事なのです。
この妻との連想ゲームに日々鍛えられ、仕事で患者さんとの意思疎通に役立てられていると思う今日この頃です。[裕]

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